だから、言ったじゃん。Ⅶ (ページ7)

今日:56 hit、昨日:38 hit、合計:151,479 hit

257.大丈夫なのか？ページ7

▽Yoongi

俺の召集に応じたリーダー'sと95's。

たまたま妹が手に入れた情報について、放っておくこともできたが、妹の彼氏の居るグループだし、うちの95'sと彼らは友人だと言うから少しだけ手を貸すことにした。
妹は直接手を貸すつもりはない、らしい。

「ナムオッパ、お願い。」

「Aのお願いなら仕方ないな。全て俺に任せて。」

妹のお願いに目尻を下げて言うナム。
妹はわかっててやっているのだろうか。
妹のお願いを断れるヒョンラインは居ない。
特にナムはその優秀な頭脳を惜しみなく使うだろう。

ジュンに関しての対策は全部ナムへぶん投げたA。
一応、ナムにお願いした立場だから、と召集の場には居ることにしたらしい。
召集はあちらの仕事終わりだったこともあり、一番最初に来たのはウジ。
そのうち、召集したメンバー全員がそろい、話し合いが始まった。
今回は全てナムに任せているから、俺やAは居るだけ、なんだけれど。
チラリと妹を見れば、重すぎる愛を妹に持つ男、所謂、彼氏のジョシュアから早速連絡が来ている。
頭を抱えだす妹。
彼氏は何を連絡してきているんだか。
多分、今回の話と全く関係ないことだろうな。

ジョシュア以外のメンバーを見れば、皆、思うところがあったのか、ひどい顔をして、不満そうだ。
頼って欲しかった、だとか。
話して欲しかった、だとか。
まぁ、そう思うのは、わかる。
ただ、ぐちぐちと言う彼らの口は止まらない。
ウジは止めようか、どうしようかと視線を彷徨わせているし、ジョシュアは彼らの様子にため息をついた。

このままだとナムからの助言や彼奴等がやらなきゃいけないことが伝えられないな。と口を挟もうとしたら、

「うるさい。黙って」

と妹が言った。
あぁ、少しキレてる。
Aは無駄を嫌う。
時間は、有限だからな。
ナムの好意で彼のプライベートな時間をこの召集に当てているからな。

「お前らの後悔とかこちらとしてはどうでもいい。」

そう俺が言うとウジは真摯に話を聞く体勢になったが、エスクプスとジョンハンとホシは呆然としている。
妹の言葉が予想外だったのか？
ジョシュアは何やら目がキラキラしている。

「ちょ、お前の彼氏、なんか変な扉開いてないか？」

こっそりとAに言えば、彼女はチラリと彼を見てから嫌そうな顔をして、

「開いてるかもしれないけど、あの人はいつも変だから、よくわからない」

とため息をついた。
え、それって大丈夫なのか？

…