だから、言ったじゃん。Ⅶ (ページ6)

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256.彼氏として。ページ6

▽Joshua

僕のメンバーは、元々グズグズする方だと思う。
Aがそんな彼らを陰ながらサポートしていたから、そこが表面に出なかっただけ。
だから、ジュナのことで、みんながグズグズするのは予想済みだったんだけど、

「うるさい、黙って。」

と、Aが言うとは思わなかった。
黙れと言われたハニ、チョル、スニョンは口を半開きにして固まっている。
僕は驚いて目を見開いて彼女を見てしまった。
彼女は(目が笑ってない)笑顔だった。

え、ちょっと、僕の彼女、格好いい。
可愛いだけじゃなくて、格好いいなんて、Aはどこまで僕を沼らせれば気が済むの？
Aを今すぐ抱きしめたい。
あぁ、ほんとね、この電波に乗ってAのそばに行けたら良いのに…。
次のお休みはいつだったっけ？

「お前らの後悔とかこちらとしてはどうでもいい。」

ユンギさんはAに同意しつつ、そう言った。

「そうですね。とりあえず、これからの対処方法として、俺達はどうすればいいんでしょうか？」

ジフンが冷静に相談し始めた。
ナムジュン氏とユンギさんは視線を交わした。

「そうだな、とりあえず現状を確認して…」

ナムジュン氏がジフンの相談に乗り始めた。
僕はじっとAを見つめた。
彼女は何やらユンギさんと話しているけれど、ユンギさん、その立場、僕と変わってくれないかな？
プライベートでAの隣にいる権利は持っているけれど、今は距離が遠い。
いつでも、隣に居られたらいいのに…。

…って、今はそう言う話は置いておいて…。

ジュナだよね。
今、彼は結構精神的に辛いんじゃないかな。
早々簡単に仕事は休めないし、ジュナが精神的に頼っていたスタッフとしてのAも居ないし、どうしたら良いのかな。
スタッフじゃないから、Aはジュナには貸せないよ？
当たり前。
そこは譲れない。
例え彼がAが傍にいてくれたら…と望んでソレで早く回復できるとしても、彼氏として僕はそんなこと認められない。
だって、プライベートでAに甘えていいのは僕だけでしょう？
もし、話がソッチに流れていくなら、全力で阻止する！と僕は固く決意したけれど、ユンギさんやナムジュン氏が居る中でそんな話になるわけもなかった。
まぁ、そうだよね。

…