だから、言ったじゃん。Ⅶ (ページ4)

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254.召集3 ページ4

▽Joshua

ユンギさんに緊急召集を受けた。
ハニは何故か僕がやらかしたと思ってるみたいだけど、失礼しちゃう。
僕は何もしてないよ。

ユンギさんだけだと思った画面の向こうには愛しのAが居て、会えた嬉しさに僕の頬は緩む。
Aはそんな僕に呆れてる？
僕はどんなAでも愛してるよ♡

彼女の瞳に僕が写っているなら、NO Problem！
あぁ、最近は二人きりの時しか彼女に見つめてもらえなかったから、気分が上がる。
今なら僕はこの電波に乗ってAの傍に行ける気がするんだよね〜。

スニョンが来ちゃったから、改めて、召集の理由、Aからジフン宛のメールを見ることになった。

「あ〜、コレは…」

そう呟いた後、僕は眉を寄せ言葉を失う。

A、なんでジフナにメールしてるの？
こう言うのはユンギさんからジフナにメールすれば良くない？
わざわざ、僕のAが、ジフナにメールする必要なくない？

Aのメールの内容、ジュンのことについての報告を見てショックを受けているみんなに背を向けてスマホをいじる。
彼女に"なんでAが直接ジフナにメールしてるの？"と連絡する。
画面の彼女の眉がピクリと動いた。
Aはさり気なく机の下でスマホを操作している。

"データを持っていたのが私だったから。"

"データを持っていなかったら、Aが直接メールしなかった？"

"そこは今日気にしないトコだと思う。"

"でも、だって。嫌なんだもん"

"ジス、とりあえず、大人しくしてて。"

"うん、わかった。大人しくしてるから、あとでご褒美ちょうだいね？"

そう連絡してスマホから視線を上げると、画面のAは頭を抱えていた。

そんなAも可愛い。
ご褒美、何にしようかなぁ。
ニヤけそうになる頬を引き締める。

彼女とのこれ以上の交渉は二人きりで会った時に…。
今はとりあえず、目の前のジュンの問題をどうするのか、見守らないと、ね。

僕がコッソリAとやり取りしている間に、ナムジュン氏とメンバーが話し合っている。

ジュンのことは寝耳に水なのかな。
みんな、彼の様子がおかしいことに気づいていたけれど、Aのせいだと思っていたのかな。
思い込みって怖いね。
なんでもかんでもAのせいにしないで欲しいよ。

…