274.使命 ページ24
▽Joshua
「頭おかしい。」
ふと呟いた僕の肩にハニがポンと手を置いた。
「同感。」
そう呟くハニ。
ミンギュが声をかけてきて、
「本当はシュアヒョンって言われたけど、俺じゃヒョンは止められないからハニヒョンも来て。」
と僕とハニはミンギュの部屋に呼ばれた。
そして、彼のスマホの録音アプリである会話を僕らは聞いたわけ。
「Aのことはグクに頼んだから、大丈夫だと思う。」
ミンギュはそう言った。
「なんでジョングク？」
思わず呟いた。
Aの"
「え、ソナのこと、嫌いって言ってたし、AはBTSのスタッフだし…シュアヒョンに知らせなよって彼が言ったんだ。」
ミンギュは視線を彷徨わせて答えた。
まぁ、うん。
この様子だとミンギュはまず、
「シュア、」
肩をハニに叩かれる。
きちんと話を持ってきたし、ミンギュは悪くない…のか？
「ミンギュ、これからAに関わることは一番に僕に話してね？僕はAの
ニコリと笑ってそう彼に言えば、ミンギュは顔を青くして、コクコクと頷いた。
なんで顔が青いのかな？
まぁ、いいか。
ハニとミンギュの部屋を出た。
「さて、と。」
「シュア？」
「特に急ぎの仕事もないし…僕は休暇をもぎとってくるね？」
「は？」
「知らない人に狙われてAはきっと怖い思いをしていると思うんだ。ここは彼女の
そうハニに告げ、僕はマネヒョンの元へと急いだ。
今回ばかりはマネヒョンもNoとは言わないでしょ？
だってAが危ないんだから。
マネヒョンは渋々、本当は嫌そうだったけど、休みをくれた。
当たり前だよね？
彼女の一大事なんだから。
Aの傍でずっと彼女を抱きしめて守らなきゃ。
▽
「…で？なんで？」
Aの家に行き、彼女を抱きしめていたら、そう僕に聞いてきたA。
「僕は"使命"を果たしに来たんだ。」
「また意味不明なことを…」
「Aを守るのは彼氏である僕の使命なんだよ」
「ジスは何を言っているの？」
首を傾げるA。
あぁ、可愛い！
「僕がずっと傍にいるから大丈夫だよ？」
僕はそう彼女に告げた。
…
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作者名：ちな
| 作成日時：2023年7月10日 21時
