252.召集1 ページ2
▽Woozi
『私が間違えた。』
Aはそう言って項垂れた。
Aが悪いわけじゃない。
SEVENTEENのメンバーのメンタルケアのために彼女にはメンバーと話し合う機会を貰った。
ソレが功を奏し、彼女と話し合ったメンバーのメンタルは落ち着いて来た。
そんな中、彼女、正確にはユンギさんから、うちの95'sのヒョン達と俺とホシを集めてWEB会議するって連絡が来た。
今日はそれぞれ個人の仕事しているから、終わり次第集合となっていて、仕事が早めに終わった自分は既に通信を始めていた。
彼女の隣には今回召集をかけた張本人のユンギさんと何故かナムジュン氏がいた。
『誰にでも間違いはあるさ』
ユンギさんはそう言って落ち込むAの肩を優しく叩いている。
『仕方ないさ。』
そうAを慰めるナムジュン氏。
「どういうこと？」
そう彼らに聞く。
『詳細はメールで送った。』
未だ項垂れるAに言われ、彼女から送られたメールに目を通す。
「…これ、どこ情報？」
思わず彼女に聞けば、
『信用できるトコ。』
Aは、そう呟いて深いため息を吐いた。
彼女が信用してる情報筋…誰だ？なんて考えて、口を開こうとしたら、タイミング悪く、
「お疲れ様です。」
「ジフンはもう来ていたんだ。」
「あ、A〜、今日はどうしたの？僕に会いたかった？ふふ、僕も会いたかったよ！」
クプスヒョンはじめとして、ハニヒョン、シュアヒョンが部屋に入ってきた。
シュアヒョンは彼女が映る画面の前に陣取る。
「シュア、相変わらずぶっ飛ばすね〜」
ハニヒョンの嫌味もシュアヒョンは聞き流し、
「A、今度のおやすみさぁ」
と手をふりながら、Aに話しかけている。
Aは額に手を置いて、呆れた目でシュアヒョンを見ているけれど、彼にとってはそんな彼女の様子もご褒美みたいだ。
「え、A、色っぽい。」
小さく呟くシュアヒョンに、ここに居る男達は脱力する。
ほんと、もう、この人は…。
『A、彼とってもヤバそうだよ。大丈夫？』
『…ナムオッパ』
あ〜あ、ナムジュン氏、本当に心配そうにAを見ているよ。
そんな二人の様子を見て眉を寄せるシュアヒョン。
雰囲気が怪しくなりそうだった時、
「遅くなりました。すみません」
ホシがそう言って、バタバタと部屋に入ってきた。
ナイス、ホシ。
さて、メンバーが揃ったな。
話し合いの始まりだ。
…
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作者名：ちな
| 作成日時：2023年7月10日 21時
