49.告白 ページ49
▽
「貴方が好きです。俺と付き合ってください。」
お決まりのセリフを言う彼。
最近、"疲れて残念、擦り切れ女"から、"年相応女"にジョブチェンジしたから、男性からの告白を受けることが多い。
元カレも同業者の美人アイドルと付き合っているみたいだし、私も次の恋愛に踏み出しても良いかもしれない。
だから、本当なら、私に告白してくれる人と向き合って、付き合うことを検討したほうが良いって、頭ではわかってるんだけど、ね。
「悪いな。Aは、俺より良い男にしか渡さない。」
私の頭にポンと手を置いて、言う兄。
「ユンギさん…」
告白してくれた彼は、驚いた顔をしている。
「コイツは俺の大事な妹だからな。苦労はさせたくない。俺より稼げるようになってから、出直してくれ。」
チラリと兄を見れば、私に告白してきた彼を威嚇していた。
「あ、はい。すみません。」
さっと青い顔をして、彼は去っていった。
「ヒョン、大人げないな。」
「条件が高すぎだよ。ヒョンより稼げるって、同業者になっちゃうよ〜」
あぁ、ナムオッパとホビオッパもいたのね。
それで青い顔。
「私、結婚できないかも…」
小さく呟けば、
「僕とかどう?」
「いや、僕とか?」
テヒョンアとジミナがひょっこり顔を出して言う。
なんだろ、この二人は双子なのだろうか。
「ヌナ、俺の生涯をかけて、守ります。」
グクはなぜか熱くそう言ってくれる。
皆の気持ちはありがたいし、温かい。
「皆、ありがとう。でも、大丈夫!」
そう、キラキラな彼らには、私よりもっと素敵な女性と幸せになる資格がある。
私は、結婚とか恋愛とか、今のところは、いらないかな。
▽Namjoon(BTS)
「Special Smileで拒否された。」
「ヒョンより手強いかも。」
「…本気なのに…」
そう呟いて、項垂れるマンネ達。
「アレ、全く本気にしてないよね?」
苦笑いして言うホソクはマンネ達にトドメを刺した。
まぁ、昔からあの子は恋愛には疎いけれども…。
だから、SEVENTEENのメンバーと付き合っていたという話も俄には信じられなかったんだ。
どういった風の吹き回しだったんだろうな。
本人に聞けば、
「気の迷い」
なんて、答えるんだから。
本当、Aは、ヒョンの妹だよな。
最近、特に彼女に告白してくる手合いが増えてきている。
ここらで、何とかしたほうが良さそうだ。
…
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ちな(プロフ) - うかさん» コメント&応援ありがとうございます。短編でサクッとのつもりだったのですが、収まりきらないかも…と現在、かなり焦りを感じています。更新、頑張ります! (2022年12月25日 14時) (レス) @page47 id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - いつも展開にドキドキしながら更新を楽しみにしてます!これからも頑張ってください♡ (2022年12月25日 10時) (レス) @page46 id: df1bdfa7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - 陽さん» はじめまして。コメントありがとうございます。毎日お仕事お疲れ様です。このお話が少しでも癒やし?になっていれば、嬉しいです。頑張ります。 (2022年12月22日 21時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
陽(プロフ) - はじめまして。コメント失礼致します。毎日毎日更新を楽しみに待っています!!仕事終わって更新されてないか通知を見て更新されていたらテンションが上がってしまう位大好きなお話です!!これからも頑張ってください❤︎ (2022年12月22日 20時) (レス) @page29 id: a3b8543b1b (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - fuyu0526さん» はじめまして。コメントありがとうございます。楽しんでいただいているようで嬉しいです。更新、頑張ります! (2022年12月21日 21時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちな | 作成日時:2022年12月19日 19時