2人の幸せ。【in×ym】 (ページ5)

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怒りページ5

伊野尾side

え、？山田が、あの山田が……だだだだだだ抱きついた!?!?裕翔めぇ…許せない!!!!

知「そんなに羨ましいなら早く告ってくれば？もしかしたら今日の夜あんな事やこーんな事もしちゃうかもね」

そう言って知念は左手でOKサインを作り右手の人差し指を左手のOKサインの穴に入れた。こういうことだってわかってる。夜の営業でしょ？

『ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ!!もぅ！』

大「お？とうとう告ってくんのか？」

『山田！ちょっと来て』

俺は自暴自棄になって山田の手を掴んだ。

「は？なんだよ」

山田は俺の手を振りほどいた。もちろん周りのメンバーもびっくりしてる。

『いいから、来いって』

「やめろよ！」

薮「ちょ、お2人さん、」

高「何があったかは知らないけど最近2人とも仲悪くない？仲良くしようよ…」

なんかメンバーからは仲悪いって思われてるみたい。こんなんじゃ不仲説も立証だな。

「なんで、なんで！俺は何もやってないのにいのちゃんだけがいい思いして俺は悪い思いしなきゃいけないの!?」

薮「は？どういう事だ、伊野尾」

『……』

「またそうやって黙る、こうやってまた俺から幸せを奪ってくんだね、最っ低」

そう一言言って山田は楽屋から出ていってしまった。俺は、俺はこんな事がしたかったんじゃない。周りから山田!!とか聞こえるけどどうでもいい、今は山田を追いかけるだけ。そして俺の気持ちを伝える。

高「伊野尾くん、どういうこと？山田になんかした？」

薮「答えろ」

中「ま、まぁ、こういうのも良くないよ、」

大「伊野尾、追いかけてこい」

ソファに乗っていた大ちゃんが立ってそっと俺の背中を押した。2人にも沢山迷惑かけたから後で謝ろう…俺は楽屋から出た。

きっと山田が居るのは屋上。前に何度か悩み事をしていた時いつもここにいた。そしていつも俺が隣にいた。