滝沢オッケー ページ21
☆
「滝沢さん。」
事務所の滝沢付きスタッフが滝沢に声をかける。
「ん、何?」
書類を見ていた滝沢は顔を上げる。
「なんでAちゃんは良いんですか?事務所の立ち入りも、楽屋の立ち入りも許可するなんて…。」
スタッフは、首を傾げて言う。
女性芸能人の立ち入りは望ましくないだろう、とその目は語る。
「あぁ。彼女はね。特別だよ。…絶対、
ニコリと笑って滝沢は言う。
「絶対ですか?」
「うん。坂井の子だし、RIOの妹だしね。まぁ、もし、彼女をゲットできる子がいたら、それはそれで…僕は応援するよ。凄いこと、だからね。」
「凄いこと、ですか。」
「うん、滝沢チャレンジ。挑戦者は僕まで自己申告ね。ねぇ、RIO?」
滝沢は、ソファに寝転んで、寛いでいたRIOに話をふった。
「あはは。挑戦は構わないけど、無理でしょ?僕の妹だよ。」
「まぁ、そうだね。韓国勢はどうなの?」
「さぁね?彼女には幼馴染組もいるし。」
「賭ける?」
「賭けにならないよ。」
仲良くそんな会話をする二人に
「え、と、とりあえず、Aちゃんは、どこでも入室可の"滝沢OK"ってことですよね…」
スタッフは戸惑いつつも、そう聞く。
「うん、そうして。」
なんの問題もなさげに言う滝沢にスタッフはため息をついた。
…
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作者名:ちな | 作成日時:2022年6月6日 7時