- I was fooled by him.5 -

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彼女の基準は兄2 ページ20

☆重岡大毅

「そーいえば、この後、風磨たちと食事行くの？」

「うん。」

「帰りは成田、呼べよ？」

「うん、了解。」

そんな会話。
何この兄妹、カップルですか？

「準備できた。あ、RIOくんおつかれ。」

健人がそう言って、鞄を持つ。

「行くぞ、A。RIOくんおつかれ。」

風磨もそう言う。

「おつかれ。行ってら〜。」

RIOくんは、そう言って、ひらひら手を振りながら、部屋から出ていった。

「うわ、ちょっと濡れた？」

ブツブツ言う彼女と、

「RIOくんだしな。」

鞄からタオルを出して、彼女に渡す風磨。
ケラケラ笑う健人。

「ほんと、迷惑。」

「パンイチでウロウロするの、RIOくんくらいだよね」

「家でも、アレだよ。」

「そっか。」

三人は、話しながら控室を出ていった。

「あんな色気爆発なRIOくんが常に傍にいたら、恥ずかしさなんてないかもね。」

「RIOくん、俺達より、良い身体してるもんね。」

ふと聞こえてきた声に。
確かに、そうかもしれないと思う。

明日からちょっとジム増やそうかな。

…