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とりあえず、ジスはしぶしぶ、ツアーへ行った。
国内だから、一週間とちょっとらしい。
国内でのツアーなんて、すぐ帰って来れる、と思うんだけどな。
でも、まぁ、最近は一緒に居られることが多かったから、ジスが居ないのは寂しいんだけど…。
仕事してたら、すぐかな?なんて思いながら、事務所内を歩いていた。
ジスにあげちゃったから、在庫がないなぁなんて思っていたら、リンを見つけた。

「あ、リン、香水無くなった。」

と、リンに声をかけると、

「え、今回、減り早くない?」

と、リンは、眉を寄せた。

「あ〜、実は、ジスにあげちゃって…」

と、ジスをツアーに行かせるためにあげちゃったことを話せば、

「そういうことね。了解。用意しておく。」

と言ってもらえた。
私の香水はリンの知り合いに調合して貰ってるから、同じものを、というとリンに頼まないと調達できない。
アンチームスタッフは、唯一が好きなんだよね。
で、その唯一を何故か私に持たせたがる…。
香水はその一つ。

「ジョッシュ、無駄付けしなきゃいいけど…」

リンは苦笑いして、そう呟く。

「多分、大丈夫だと思うけど…」

ちょっと心配だな。と思った。
香水臭いのはちょっと嫌だもんね。
メンバーに迷惑かけなきゃいいけど…。
あとでウジにでも聞かなきゃ。









Aの香水を貰ったから、どう使おうか、考えていた。
自身に使うのも良いけど、皆に匂いを嗅がせるのは嫌だし。
匂わせで、彼女の匂いを僕がつけた時はハグしてきた(メンバー)達だ。
今回も自分に使ったら、絶対嗅いでくる。

考えた末、僕のタオルに少しだけ、かけることにした。

汗を拭くたびに彼女の匂いがして、幸せになる。
うん、これなら、コンサート中もさり気なく使える。
僕って天才じゃない?

「ねぇ、シュアヒョン、タオル使うたび、ニヤニヤしてて、気持ち悪い。」

「アレは見ちゃいけないヤツだ。」

「謎シュアだ。気をつけろ。」

メンバーがそんな話をしていることなんて、タオルに癒やされていた僕は知らなかった。






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作者名:ちな | 作成日時:2022年9月7日 17時

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