え、あ、無理 3【JM】 (ページ6)

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嫉妬　JM ページ6

JM

僕の知らない男がAの部屋にいて、彼はきっと、Aと仲が良くてイライラした。
その子は僕のだ。触るなっ。って叫びたくなった。

感情的に怒鳴り散らすのは、格好悪いし、Aを怖がらせたいわけでも、Aと仲の良い男を全部、排除したいわけじゃない。
Aを困らせたいわけでも、Aを信じていないわけでもない。
Aが僕を愛してくれてるのはわかってるつもりだし。

ただ、僕は、この感情を逃がす術を知らない。

いつもは、二人で手を繋いで寝るのに。
いつもは、隣にAが居るのに。
いつもは…

僕の知らない男、ただ一人に乱された僕の感情。

今までは、Aに彼氏がいても、我慢できたのに。

手に入ったから？
僕のモノになったから？

これは、マズイと自分で思う。
我儘だって思う。

Aの気持ちを大事にしたいのに。

自分の気持ちを優先したから、今、僕は一人なんだ。

Aが、いつも、傍に居てくれるのが当たり前になって…。

僕はAの隣に立つために頑張ってるはずなのに…。

ちゃんと、彼は誰だったのか、Aの話を聞かなきゃ。

今隣にAが居ないのは、僕が、自分の気持ちを、優先しちゃった罰だ。

寂しいけど、自業自得。

明日になったら、ちゃんとAの話を聞こう。

ごめんね。今日はもう寝るよ。

…