え、あ、無理 3【JM】 (ページ48)

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いつもと違う　JN ページ48

JN

今日のパーティは結構大きいもので、有名ホテルで行われる。
テヒョナは、サランをエスコートするから…と、先に出たから、僕は、ナムジュナと会場に向かう。
ホテルのエントランスは、なかなかに混み合っていた。

「あれ？グクは？」

エントランスで会ったホソクに聞けば、首を横に振る。

「先に行かれちゃったらしい」

肩をすくめてユンギが言った。

「え、グクが？珍しい。」

いつも僕達の後ろにいる彼が先に行くなんて、本当に珍しい。

「テヒョナに誘われたんじゃないか。」

ナムジュナはそう言うけど、テヒョナはサランと一緒だ。
サランがグクと、行動するとは思えないが…。

「とりあえず、会場に入りましょ」

ホソクはそう言って、先に歩き出す。
Aやジミナは先に入ったかなぁなんて、ぼんやり考えつつ、会場に入った。

僕達が、会場に入ると、ざわめきが起こった。
"いつものこと"なんだけど、なんか、ちょっと違う。

「ナムジュン様」

「ホソク様」

いつも囲まれないのに、二人が、令嬢達に囲まれちゃった。

「あれ？」

なんかぎらぎらした目の令嬢達がこちらに来るんだけど…

「あ〜、ヒョン、今日のパーティはヤバいかも…」

ユンギはそう言うと、比較的交流のある令嬢を見つけて、自分の隣に立たせた。

「悪い、今だけ。」

「今だけじゃなくても構わないわ。」

「え、それは考えさせて…」

ユンギは顔見知り令嬢と何か話している間に、ギラギラした令嬢達はターゲットを僕にしたみたいだ。

「「「「ソクジン様」」」」

「うわぁ〜」

今までだったらあり得ない。
かなりの数の令嬢に囲まれた。
ナムジュナ達と一緒だ。
どうしよう、どうすればいい？
なんで、なんでこんなことに…。

僕やナムジュナ達が、令嬢達に囲まれ、身動きが取れなくなっていた時、
僕達を呆れた目で見ていたサランとサランをバックハグしてニコニコと笑うテヒョナがいたらしい。
あとで、ユンギに聞いた。

…