16.親友の恋 ページ16
16.NAYEON
長く一緒に居るとAの隠された本音が見えてくる。
今思えばあの時のデビューは彼女の本意ではなかったのかもしれない。
けれど、デビューが決まった後から彼女は覚悟を持ってアイドルとして、TWICEと言うチームにしっかり参加している。
時折、寂しそうな顔をするのは何故かはわからないけれど…。
ある日、Aが嬉しそうな顔でスマホを見ているから、彼女に気づかれないように覗き見したらなんとSEVENTEENのジョシュアが表示されていた。
何も言わないけれど、彼女の目は優しく、まるで愛しい人を見ているみたいで…。
こ、これは…もしかして…。
Aは彼に一目惚れしたのかしら？
アイドルとしては、いけないことかもしれないけど、人としては仕方のないこと。
親友として、ここはAの恋を応援しなくちゃ。
そう思った私は彼女と話し合いをすることにした。
こういう時、同室って良いよね？
誰にも邪魔されないし、内緒話をしてもわからないし。
「ナヨ？」
そうAに声をかけられ、彼女を見る。
綺麗で可愛い私の親友。
私は世界を敵に回してもAの味方だよ。
だから、Aが彼に恋をしているとして、私はAを応援するんだからっ。
そう思いながら、私から見たAの話をする。
無自覚かもしれないけど、Aは彼に恋をしているって。
私の指摘に驚いて、固まるA。
どうやって、彼との接点をもつか、私が考えていたプランを話すと
「ナヨン、ジスと私は幼馴染だよ。」
と、Aは言う。
「え…は？幼馴染！？」
「うん。」
「え、どういう事？」
私がそう聞くとAは話してくれた。
彼とは昔からずっと一緒に居たこと。
彼はアイドルになるためにAから離れたこと。
AがTWICEとしてデビューが決まった時、彼から連絡が来たこと。
「会いたいってメッセージを送ったら、返信が来なくなって…」
そう悲しげに笑って言うA。
「はぁ？」
思わず、腹の底からそう声が出てしまった。
私の親友がこんなに想ってあげているのに、返信をしないだと？
なにそれ、何様なの！？
「ナヨ？」
「Aはそれで彼のこと、どう思ってるの？」
とりあえずそう聞けば、Aは視線を彷徨わせて、
「…好きだよ。」
そう答えた。
そうだよね？彼を見るAは恋する人の目だもん。
Aと彼の間のことはわからない。
でも、Aが彼を好きなら…。
…
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ちな(プロフ) - 璃央さん» 嬉しいコメントありがとうございます。"湧き出ろ私の想像力！"（笑）と日々呪文を唱えながら書いてますが、如何せん気分にムラが出てきてしまう悲しい凡人ですので、過度な期待は要注意です（笑）。いつの間にか増えている？なんてことがあるかもしれません。 (3月10日 20時) (
レス) id: b08d3e60ad (このIDを非表示/違反報告)
璃央(プロフ) - そうだったのですねTT本当ですか…！！何度も読み返してしまうくらい好きなので嬉しいばかりです！！もしお時間ができた際にはTWICEメンバーでこのお話と同じような設定や周りからの愛され具合でセブチの別メンバーとのお話も拝見してみたいですTT (3月8日 23時) (レス) id: 8bbcfff603 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - 璃央さん» コメントありがとうございます。私生活がちょっと多忙でして、毎日更新できず、一気に更新しました。喜んでいただけて良かったです♪短編のつもりで書き始めたこのお話も〆方が決まらず、結局、ぼちぼちと続くかもしれません^^; (3月8日 20時) (レス) id: b08d3e60ad (このIDを非表示/違反報告)
璃央(プロフ) - たくさん更新していただきありがとうございます！ずっと更新してくださるのを待っておりました！TWICEとしてセブチのジョシュアと恋するお話がなかなか無く、このような文才溢れる小説を見れることをとても嬉しく思いますTT一生続いてほしいくらいです！ (3月7日 22時) (レス) @page48 id: 8bbcfff603 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます。お話に入れられるよう、頑張ります。 (2月11日 11時) (レス) @page26 id: b08d3e60ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2024年1月27日 23時
