13.守らないと。 ページ13
13.MINA
Aオンニは純粋である。
オンニは見た目の通り、綺麗で可愛くて純粋なんだ。
「A、僕と"お友達"になろうよ。まだ韓国知らないでしょ?美味しいとことか、綺麗な場所とか一緒に行こうよ。」
たまたま同じ番組に出ていた自称イケメンアイドル(♂)はそうオンニを口説いた。
そいつは新人アイドルを口説くチャラ男で有名なヤツだった。
スタッフ〜!と呼びたいけど、ナヨンオンニは居ないし、遠巻きにこちらの様子を窺うアイドル達。
見てるなら、助けろよ!と思いながら、オンニの様子を窺う。
ニコニコ笑顔で彼の話を聞いていたAオンニは右手を振りかぶって、そいつの肩を思いっきり叩きながら、
「"なんで、やね〜ん!"」
と日本語で言った。
私が呆然とする中、
「「ブフッ」」
こちらの様子を伺っていた何人かが吹き出した。
Aオンニはというと、キラキラした目でサナオンニを見る。
「ね、サナ。決まった?こんな感じ?それとも角度が違う?」
Aオンニは右手を素振りしながら、サナオンニに言う。
「オンニ、Good Jobです。」
サナオンニはグッジョブサインを出しながらそう小さく呟いた。
「練習したかいがあったよね?モモ。」
Aオンニは笑顔でモモオンニに言う。
「はい、オンニ、グッジョブです。」
笑いを堪えながら、冷静な声を出すモモオンニ。
「…」
オンニ達、Aオンニに何を教えてるの?
Aオンニを口説いていた男はスタッフにお持ち帰りされていた。
ナヨンオンニが手配したみたい。
「Aオンニ、"なんでやねん"です。」
私がそう言うと、オンニは頷いて、
「日本語、難しいね。」
と呟いた。
オンニに悪気があるわけじゃないのはわかる。
でも、何故、そう言う行動を取ったのか…。
頷き合っているから、サナオンニとモモオンニの差し金だろうけど…。
ちらりとAオンニを見れば、チャラ男を叩いた右手を除菌シートで、ナヨンオンニに拭かれていた。
「バイキンついたかもしれないわ。」
ブツブツ言うオンニがちょっと怖い。
「ある種、"ご褒美"になりかねない。」
「ご褒美!?」
「そっか、
ジョンヨンオンニ、サナオンニ、モモオンニが話している。
Aオンニは綺麗で可愛くて素直だから、私達が守らないとね?
…
948人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちな(プロフ) - 璃央さん» 嬉しいコメントありがとうございます。"湧き出ろ私の想像力!"(笑)と日々呪文を唱えながら書いてますが、如何せん気分にムラが出てきてしまう悲しい凡人ですので、過度な期待は要注意です(笑)。いつの間にか増えている?なんてことがあるかもしれません。 (3月10日 20時) (レス) id: b08d3e60ad (このIDを非表示/違反報告)
璃央(プロフ) - そうだったのですねTT本当ですか…!!何度も読み返してしまうくらい好きなので嬉しいばかりです!!もしお時間ができた際にはTWICEメンバーでこのお話と同じような設定や周りからの愛され具合でセブチの別メンバーとのお話も拝見してみたいですTT (3月8日 23時) (レス) id: 8bbcfff603 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - 璃央さん» コメントありがとうございます。私生活がちょっと多忙でして、毎日更新できず、一気に更新しました。喜んでいただけて良かったです♪短編のつもりで書き始めたこのお話も〆方が決まらず、結局、ぼちぼちと続くかもしれません^^; (3月8日 20時) (レス) id: b08d3e60ad (このIDを非表示/違反報告)
璃央(プロフ) - たくさん更新していただきありがとうございます!ずっと更新してくださるのを待っておりました!TWICEとしてセブチのジョシュアと恋するお話がなかなか無く、このような文才溢れる小説を見れることをとても嬉しく思いますTT一生続いてほしいくらいです! (3月7日 22時) (レス) @page48 id: 8bbcfff603 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます。お話に入れられるよう、頑張ります。 (2月11日 11時) (レス) @page26 id: b08d3e60ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちな | 作成日時:2024年1月27日 23時