魔法 2 ページ6
▼JUN
「え、ソレまだ有効だったの？」
ウォヌの話を聞いて、シュアヒョンが眉を寄せた。
「確かにAの物を、と言うか、Aが選んだ物を欲しがる人が多くてね。勝手に持ってく人が居て、大変だった。」
シュアヒョンは、嫌なことを思い出したんだろう、酷い顔をしている。
ウォヌの招集で今、ヒョン達と僕達とで話し合っていた。
「だから、Aは自分で好きなもん、買わないって。」
ウォヌがそう言うと、皆は顔を見合わせた。
「あ〜、練習生の時もあったよ。なんだっけ？えっと、Aの持ち物を持つと幸せ？になれる？だっけ。コッソリAのモノ持ってく奴いた。」
僕の言葉に皆がため息をつく。
「いつも持ち物少ないと思った。」
ジフナが呟く。
「そんなことあって、そのうち、自分で選ばなくなって、だから愛着もなくて、失くすのか。」
ハニヒョンが難しい顔をした。
「確かにAが持ってると、ただの水でも、凄い水に見えるよな〜」
ホシが呟く。
「前、スタッフが俺達のものを盗んだ時、Aのが一番盗られてた。俺達の倍くらい。」
チョルヒョンの言葉に皆がヒョンを見た。
「その時からAの部屋、何もなくなったよね〜。」
ホシがため息混じりに言った。
「アイツは特異体質なのかもな。」
ジフナはそう言うとため息をつく。
「と、とりあえず、魔法はないって言ってあるから、ヒョン達も、みんなもフォロー頼むな。」
ウォヌがそう言うと、みんながそれぞれ、頷いた。
モノが失くなる魔法ね。
あまりに盗られるから、サラさんが、言ったらしいその言葉。
素直に信じちゃうのはAらしいといえば、そうなんだけど。
なら、僕が新しい魔法をかければいいのかな？
モノが失くならない魔法。
後でかけてあげよう。
…
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ちな(プロフ) - あさん» 誤字指摘ありがとうございます。お恥ずかしい限りです。訂正しました。 (2022年3月12日 21時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
あ - ジュノって誰ですか笑笑 (2022年3月12日 20時) (レス) @page9 id: bc036b23c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年3月10日 15時
