ご挨拶 ページ37
▼HOSHI
「へぇ。」
興味なさげに呟くAは、通常運転。
たまたま"今日はあの、新人と一緒だってよ。"って、誰かが、言ったことに対する彼の返答。
何時だって、誰にだって、Aは変わらない。
可愛いと話題の女性アイドルグループの子達に、熱い視線を向けられても、ね。
彼の視線に彼女達は入らない。
メンバー以外には割とクール。
いや、無関心かな。
今もガヤガヤ煩い控室で、定位置のシュアヒョンの隣に座っている。
たまに居ないけど。
「ONE！DREAM！」
「「「TOMORROW X TOGETHER です。宜しくお願いします。」」」
挨拶に来た彼らが、元気よく自己紹介をすると、寝ていたのか、Aがビクッとした。
隣りにいたシュアヒョンが苦笑いして、
「挨拶だよ。」
と呟くとAは欠伸をしながら、
「ん、They are so full of energy。〔元気いっぱいだね〕」
と返した。
そして、チラリとチョルヒョンを見る。
「Say the name！」
チョルヒョンの掛け声に、いつものごとく、メンバーは、一斉に、立ち上がり、新人アイドルの方を向く。
「「「「SEVENTEEN！」」」」
メンバーは、自分達のグループ名を言った後、視線をチョルヒョンに向ける。
「宜しく？」
ヒョンは、俺達の代表として言った。
「「「「よ、宜しくお願いします！」」」」
俺達に圧倒されつつ、そう返す5人に、皆が苦笑いした。
新人って、初々しいねぇ。
「あ、あのっ」
そのうち、リーダーだとか、言ってた子がそう声を出した。
「あの、先日は、ありがとうございました。」
その子と、もう一人はそう言って頭を下げた。
そして、洗濯したらしい畳まれたタオルを差し出した。
代表して、チョルヒョンとハニヒョンが二人からタオルを受け取る。
一連の出来事を見ていたAは、ふっと笑って、
「He look like JOSHUA.〔彼はジョシュアに似ているね〕。」
「I don't look alike him。〔僕は彼に似てないよ〕」
「そうかなぁ？うさぎさん。ふふ。」
「ウサギって僕？」
あれ？何気に二人の世界になってない？
じっと、Aとシュアヒョンを見ていたら、ちょいちょいとAが手招きした。
「ホシ、あの子は君のパフォーマンスに心酔しているそうだよ。話してあげたら？」
Aがそう言って、笑うから。
仕方なく、Aに言われた子(ヨンジュンと言うらしい)と話した。
彼は、キラキラした目で俺を見てくるから、なんだか気恥ずかしかった。
…
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ちな(プロフ) - あさん» 誤字指摘ありがとうございます。お恥ずかしい限りです。訂正しました。 (2022年3月12日 21時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
あ - ジュノって誰ですか笑笑 (2022年3月12日 20時) (レス) @page9 id: bc036b23c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年3月10日 15時
