Am I useful for you? ページ19
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寮のリビングに居たジョシュアの首に自分の腕を回し、とりあえずバックハグみたいに、引っ付いて、
「シュアヒョン、充電中〜。」
と呟くと、ジョシュアは静かに笑った。
「僕は〜？充電しなくていいの〜？」
両手を広げるジュナに、
「ごめん、今、足りないのは、シュアヒョンなんだ。」
と告げる。
ガーンとショックを受けている彼には申し訳ないが、今は許してほしい。
「A、珍しいね？」
小さく呟くジョシュア。
「ん、なんか疲れた。」
そう言ってジョシュアの肩に額をつけた。
僕の一番は、SEVENTEEN。
僕の最優先は、ジョシュア。
心の中で繰り返す。
偶に足元がぐらつく。
僕がジョシュアの後を追いかけなければ、今、彼と同じ場所には立てなかった。
僕がSEVENTEENに入らなければ、また違う道が僕の前にはあったはず。
たまに、みんなが遠い。
努力が必ず報われる世界じゃなくて、夢やぶれて、失意と絶望の末に業界から消えていく人がたくさんいる世界。
メンバーが良い人でも、優しくても、世界は決して優しくないから…。
僕にはすべての人を助ける力はなくて、だから、本当は業界に知り合いは持つべきじゃない。
僕は自分の力の無さを知ってるから、誰も守れなくなってしまう。
せめて、ジョシュアのいるところだけは…。
せめて、SEVENTEENのみんなのことだけは…。
「A、疲れたなら、寝たら？」
優しいジョシュアの声に顔を上げれば、
メンバーが心配そうにこちらを見ていた。
みんなを心配させちゃだめだ。
ソレは、僕の本意じゃない。
「うん。ヒョン、運んで。」
そう言って、ジョシュアの背中に乗れば、
「仕方ないなぁ」
って、ジョシュアは、僕を僕の部屋までおんぶして運んでくれた。
ジョシュアの背中から、ベッドに転がる僕を、見つめた彼は、
「A、You think too much〔考えすぎ〕。」
と、呟いて、僕の頭を撫でた。
「Am I useful for you?〔僕は貴方の役に立っているかな？〕」
「It’ll be fine.No worries.〔大丈夫、心配いらないよ。〕」
優しいジョシュアの声に、瞼が落ちる。
「僕がジョシュア達と居るために…。
僕は何を捨てればいいんだろう？」
無意識に呟いた言葉にジョシュアがどんな反応をしたのか。
僕にはわからない。
「何も、捨てなくていいよ。」
呟かれた僕の疑問の答えは、僕の耳には入らなかった。
…
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ちな(プロフ) - あさん» 誤字指摘ありがとうございます。お恥ずかしい限りです。訂正しました。 (2022年3月12日 21時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
あ - ジュノって誰ですか笑笑 (2022年3月12日 20時) (レス) @page9 id: bc036b23c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年3月10日 15時
