あたりまえ (ページ4)

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まページ4

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まだまだ、私達は子供だけど。

浮気だとか心変わりは、有り得ない。

だって…
スンチョルは、私のことが大好きだから。
私もスンチョルが大好きだから。

私よりも美人な人がいても、
私よりも魅惑ボディの人がいても、

そうじゃないんだなぁ。
違うんだよ。
わかってないなぁ。
って、思う。

「スンチョル、好き。私と付き合って！」

ちょっと席を外した教室で。

廊下にいたのにもかかわらず、
クラスメートじゃない女の子が、
スンチョルに告白しているのが聞こえた。
あの女子、声でかいな。
教室を覗けば、クラスメートは呆れた顔で女の子を見ていて、スンチョルは、とても嫌な顔をしていた。

あの子。学年で一番美人と言われてる子だ。

クラスの雰囲気は気まずくて、
教室に入ろうか。
それとも…。

「ヤダ。」

付き合って！に対するスンチョルの答えは至ってシンプルだった。

「なんで…」

美人な子は振られると思わなかったのか、呆然と呟く。

「なんでもなにも、お前はAじゃないから。俺はA以外要らない。」

スンチョルは、そう言うと、呆れた眼差しで彼女を一瞥した。

私達が、付き合ってるのは、有名なのに。
私達の仲を裂こうとする人間が居る。

正直、放っておいて欲しい。
私とスンチョルは、ふたりでいられれば、それで良いんだから。

「帰るぞ。」

自分と私の鞄を持って、ドアのところにいた私に声をかけるスンチョル。
私が居たの、気づいていたのね。

スンチョルの腕に自分の腕を絡めたら、
スンチョルが少し笑う。

「スンチョラ、ずっと一緒に居たいね。」

そう言ったら、

「当然。ずっと一緒に居る。」

スンチョルは自信満々に、そう返してくれた。

…