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素の彼女(セブチ) ページ47

☆ジョシュアside



有り得ないことなのに、一瞬、本気でドキッとしてしまった。

彼女は、とても人気があるアイドルで、カメラがある時はホント理想的なアイドル。
だけど、素の彼女は、ちょっと、普通じゃないというか、変というか。
彼女の兄と親しくしているらしいジフナが言うには"中身残念"らしい。
でも、外見が綺麗、可愛いと言われる女性は飽きるほど周りにたくさん寄ってくる現状。
良いなと思ってた彼女が普通じゃないことに喜んでしまう。
メンバーも、"思ってたのと違う。"と言いつつも、"でも、素の彼女が良い"とか言い始めてる。
素の彼女が見れるのは仲良くなった特権だもんね。

ワードセンスが抜群で僕達をノックアウトするのは、困ったもんだけど。

"裸族"とか"パンツ"って普通、言わないよね?
ちょっと抗議してくるって、ハニとチョルとジフナがどこかに行ったけど、誰に抗議するんだろ?

各アイドルがスタジオに入り、雑談している時、

「ジス〜!」

ちょっと大きめの声で嬉しそうにAに、そう名を呼ばれて、僕は思わず固まってしまった。
そして、冒頭のように、有り得ないことなのに、ドキッとしてしまった。

Aが手を振って駆け寄ったのは、もちろん、僕ではなく、ブラピンの"ジス"なわけで。
そう言えば、僕は彼女に"ジョシュアくん"と呼ばれていたんだっけ。

「シュア、今ドキッとしたでしょ?」

ニヤニヤ笑いのハニに言われ、僕はため息をついた。

「まぁ。うん。」

「RIOヒョンの言うとおりだな。」

ハニが呟く。

「RIOヒョンって誰?」

「Aのお兄さん。」

「え、なんでハニが"ヒョン"って呼んでるの?」

「本人からそう呼んでって言われたから。」

「え、なんで知り合ってるのさ。」

「シュアにも紹介するよ。」

「ちゃんと紹介してね。」

そんな会話をしながら、ブラピンのジスと楽しげに話しているAを見つめた。





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作者名:ちな | 作成日時:2021年11月24日 22時

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