再びお助けマン 1 (セブチ) ページ37
☆ジョシュアside
『』→日本語
たまにある。
嫌がらせ、なんだろう。
目の前の日本のテレビ局のアナウンサーがニヤニヤと笑う。
『では、インタビュー始めましょうか。』
僕達は、椅子に座らされていて、スタジオには、日本人スタッフばかりが配置されている。
日本のテレビ局の嫌がらせ、なんだろうな。
僕達は日本で僕達の曲を紹介してもらうために、このアウェイに立たされている。
"日本のテレビにでるなら、日本語は当然できますよね?"
そう言う趣旨のことを言われたのは気づいたけど。
まさか、生放送で、通訳もなしとは思わなかった。
僕達のマネージャーは、青い顔をしている。
バンッ
カメラが回る、その時、スタジオのドアが音を立てて、開かれた。
スタッフも僕達も呆気に取られる中入ってきたのは、Aちゃんで。
ニコニコと笑い、スタッフに手を振りながら、
『Music♪の皆さん、お久しぶりで〜す。』
『え、あ?Aちゃん!』
慌てて立ち上がる日本のアナウンサーの所に来たAちゃんは、
『もう、水臭いなぁ。通訳必要なら声かけてくださいよ〜。今日は、"私が"通訳しますね〜。』
アナウンサーにそう言うと、ニコニコしながら、チョルの隣に立った。
『え、あの…』
戸惑うアナウンサーに、慌てながら、スタッフがカウントを出す。
『あれ?Aちゃん?』
日本のスタジオからの音声が響く。
『は〜い。坂井Aで〜す。今日は、私とRIOの"お友達"が出演するとのことで通訳役を買って出てきました!』
さも、予定にありました!と言う感じで話し出すAちゃん。
『うわぁ、贅沢ですね〜。では、今日のゲストを紹介して貰いましょう。佐藤アナウンサー、宜しく。』
『はい。今日のゲストは、今をときめく〜』
ニコニコ笑ったAちゃんが、さり気なく、チョルに合図を出した。
「Say the name!SEVENTEEN!」
皆で挨拶をすると、にっこり笑ったAちゃんも僕達と一緒に、ポーズを取っていた。
それから、Aちゃんが上手く話を持っていってくれて、普通に生放送を終わらせることができた。
Aちゃんに感謝して、ほっとした。
…
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作者名:ちな | 作成日時:2021年11月24日 22時