祭典打ち上げ(セブチ) ページ25
☆
エスクプスside
やっとここまで来たって俺達は喜んだ。
年末祭典に出演できること。
これは、トップアイドルの証だ。
ウジを始めとしてメンバーが、一年間、頑張ったご褒美だ。
祭典が終わり、打ち上げパーティ会場に皆は移動する。
ウジがスマホを見て、ため息をついた。
そして、俺にスマホを見ろとジェスチャーをする。
自身のスマホを見れば、カトクが一件。
"お疲れ様！日本でカウントダウンコンサートに出なきゃいけなくなった。悪いけどAを宜しくね"
RIOさんからのメッセージ。
ウジに目配せしてから、チラリとハニを見る。
以前よりかは、敵意が出てないみたいだけども…どうしたもんか。
そう思いながらも、時間は、無情に過ぎてしまうわけで…。
会場には、人でごった返している。
皆事務所で固まっているようだ。
一際大きい集団には、TWICEとLuv honeyが居る。
Aも、あそこにいるはず…そう、視線を巡らせていた。
ウジもキョロキョロしているから、Aを、探しているんだろう。
そんなことをしていたからか、
「ジョンハンさん、あっちに行きましょう？」
新人アイドルがハニを連れて行こうとしている。
メンバーはあからさまに嫌な顔をしている。
「え、あ、」
ハニは歯切れ悪く、どうしたもんかと、首をかしげていた。
新人アイドルが手を伸ばして、ハニの服を掴もうとした時、
「SEVENTEEN、こっちだよ。」
Aの声がした。
Aの周りにはNU'EST先輩達が居て、周囲を威嚇していた。
彼らは、スッと、俺達を囲むと、新人アイドルを退けさせた。
「良い男揃いのSEVENTEENは狙われやすいからねぇ。」
「あ、今マジでピンチだったじゃん。」
「Aちゃんの言う通りだな。」
先輩達が俺達の肩を組んで、スタスタと歩く。
連れて行かれたのは、JYPアイドルが集まっているところだった。
チラリとAを見ると、彼女は苦笑いして、
「SEVENTEENを保護してって、RIOに頼まれたの。急にごめんね。」
そう言った。
「こういうとこは、事務所で固まらないと、ね。」
レンさんが、そう言って、苦笑いする。
「あんなんでも、パークさんの目があるとこはとりあえず、安全だから。」
Aは、そう言うと、人の輪の中心にいるパク・ジニョンを見た。
「皆、今年もお疲れ様！」
パク・ジニョンが挨拶をしている。
俺達は、いつの間にか、JYP所属アイドルの仲間に入っていた。
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 648人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちな
| 作成日時：2021年11月24日 22時
