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返礼品(セブチ) ページ3

ジフンside


RIOヒョンにウォヌに渡してと紙袋を渡された。
ダンス練習室で、それをウォヌに渡す。
ヒョンとウォヌ、知り合いだったっけ?と思いつつ。

「え?なにこれ」

首を傾げながら、受け取るウォヌ。

「"渡して"と言われただけだから。」

僕はそう言う。
メンバーはガヤガヤとしてるけど、ウォヌの持つ紙袋を気にしている。

「ん〜?なんだろ…」

ガサガサと、袋を開けたウォヌは、次の瞬間固まった。

「ウォヌ、どうした?」

ニヤニヤ笑顔でジュンがウォヌに声をかける。
ウォヌは、顔が赤くなっていた。

「え?」

「どうした?」

ヒョン達もウォヌと紙袋を見比べている。

「は、マジで?超うれしっ」

ニタニタ笑いになるウォヌは慌てて、紙袋の口を締め、中に入ってたメッセージカードを読んでいる。

「隙ありっ」

「あぁ、やめっ」

ジュンが紙袋を引っ張り、中を出すと、中からは、いつも使ってるウォヌのタオルとピンクのタオルが出てきた。
あれって、Luv honeyのタオル?

Luv honeyのピンクのタオルの半面いっぱいにウォヌと名前が書いてあり、半面にはAのサインが書いてあった。

「なに?」

「なんで?」

ヒョン達やメンバーの目が怖い。
退散したほうが良さそうだ。
そっと、練習室を出ようとしたら、

「ウジ、どこいくの?」

シュアヒョンに声をかけられた。

「ねぇ、Aちゃんがウジは弟分って言ってたけど、Aちゃんの兄って誰?」

ニコニコしながらも、目が笑っていないシュアヒョン。

「さぁ?なんのことやら…」

僕がそう言った後、

「ウォヌそこに座って?イチから十まで全部話して貰おうか?」

ジョンハニヒョンの声が練習室に響いた。
シュアヒョンがそっちに気取られている間にさっさと練習室を後にする。

はぁ、ホント面倒くさい。
全く、RIOヒョンは、わかっててやってるよね?




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作者名:ちな | 作成日時:2021年11月24日 22時

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