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キレてヤバイやつ。2 ページ19




「あ、ジニョンさん?うん、僕の可愛い妹とついでに貴方も侮辱した不届き者だよ。そう、宜しくね。」

スマホを取り出したRIOはまずパク・ジニョンに電話をかけた。
相手の事務所、アイドルの名前、何を言われたのか、概ね報告し、電話を切る。

「うん、僕の"敵"。宜しく〜。」

次に電話をかけた彼は、事務所、アイドル名を告げると一言"敵"と発言して、電話を切った。
同じような電話を何件か、聞く限り大手事務所の重鎮の名前を彼は呼んでいるから、相手は重鎮なんだろう。

「さて、雰囲気壊して悪かったね。あぁ言うのは感心しないな。夢は寝ているときに見るものだよ。僕に喧嘩を売りたいならきちんと買うから安心して。」

ニコリと笑うRIOに、控室内は寒くなる。

「RIOヒョン、兄妹だね。キレると怖いとこ、似てる。」

ジミンの言葉に、RIOは苦笑いする。

「僕達、兄妹だからね?」

「ヒョンも普段、穏やかなのに…怒ると怖いんだね。」

Vも驚いたような顔をして呟く。

「なんか、大手事務所の重鎮の名前が聞こえたけど…」

「あぁ、僕のオトモダチだよ。敵は殲滅しなきゃあね。」

綺麗な笑顔のRIOに控室にいたアイドル&スタッフ達は、顔を引きつらせる。

「それって…」

ジョングクが呟くが、ナムジュンがため息をついて、

「気にしたら負けだ。」

と呟いた。

「あぁ、枠が一つ空いちゃったね。」

チラリとスタッフを見るRIO。

「え、あの」

「僕のせいだよね、うん。じゃあ、僕が埋めてあげるね。」

そう言うと、電話をかけ始めるRIO。

「滝沢くん?一つ穴あいちゃって。うん、誰かいない?
あ〜、嵐あたり?後輩でもいいけど。宜しく。うん、スタッフに変わるね。」

RIOは、そう言うとスマホを、スタッフに渡す。

「日本から、中継してくれるから。誰が良い?」

RIOはそう言いながら、数名のスタッフと歩いていく。

「RIOヒョンの人脈って、えげつないよね。」

「あの人は、キレたら、やばい人だよ」

呟くRIOと仲の良いアイドル達。

一連の事件を呆然と見ていたジョンハン。
そんな彼の肩に手を置いて、

「絶対、侮辱だけはするなよ?」

と真面目な顔で言うエスクプス。
そんな二人を呆れ顔で見るジフナ。



突然の退場により、空いた枠は、RIOの事務所の先輩が埋めてくれたことで、無事、放送を終えた。





日本では。→←キレてヤバイやつ。1



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作者名:ちな | 作成日時:2021年11月24日 22時

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