スケスケは ページ1
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2019 MAMA(Mnet Asian Music Awards)で、パークさんがはっちゃけた。
あの、伝説のスケスケ衣装を着てステージに立ったんだよね。
パークさんの相方?はMAMAMOOのファサちゃん。
「私じゃなくて良かった?」
「そこ、疑問形なわけ?」
「うーん、私がそうなったら、ジミナが着てくれるって約束だし。」
「ジミンくんとそんな約束してたんだ?」
「ってか、国内にいて正解じゃん」
「RIOさんに感謝だね!」
そう、私達はRIOとまた新しいアルバムを作っていて、韓国にいたのだ。
名古屋ドーム行かなくてよかった。
「やっぱり、ぱーくさんは誰にも止められないね。」
私の言葉にみんながため息をついた。
「超攻めるね、彼」
ケラケラ笑いながら、RIOが言う。
「誰にも止められないの。」
私がそう言うと、RIOは、笑いすぎて出た涙を拭い、
「で?あの衣装、Aが着ることになったら、ジミンくんが代わりに着るんだ?」
そう言いながら、ニヤリと笑う。
「今回は私じゃなかったから…」
「ねぇ、あの衣装余ってるよね?」
私の言葉を聞かず、RIOは、スタッフさんに話に行ってしまう。
ジミンside
「え、Aからプレゼント?」
事務所に居たら、スタッフに渡された紙袋。
「ジミナだけ?ずるい」
テヒョナの言葉にちょっと優越感。
「いつもなら、俺たち全員分くれるのに、おかしいなぁ。」
ナムジナュニヒョンの言葉に頷くメンバー。
「とりあえず、開けてみなよ?」
ホソクヒョンの言葉に、なぜ皆の前で開けなきゃ行けないのか?と考えていると、
「俺が開けてあげます」
とグクが手を伸ばしてきた。
「いや、自分で開けるよ」
そう言って、紙袋を開けて…
僕は時が止まった。
「ウヒャヒャヒャ」
盛大なジニヒョンの笑い声。
「あ、なんか手紙ついてる。」
ユンギヒョンが紙袋からヒラリと落ちた紙を拾う。
"今回、Aは着ずに済んだけどせっかくだから、ジミンくんにと思い用意しました。普段着にどうぞ。 RIO"
「普段着にもできないって。」
「RIOさんのイタズラか。」
あははと笑うメンバーの前にはスケスケズボン。
「ちょっとだけ、着てみる?ジミナ」
「着ないから。」
ニヤニヤ笑いながら言うテヒョナに僕はそう返す。
パク・ジニョンがMAMAでスケスケズボンを履いたとか。
やっぱりAの言うとおり、"パク・ジニョンは誰にも止められない"んだなぁと再確認した。
RIOさん、わざわざ用意しないでよ。
…
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作者名:ちな | 作成日時:2021年11月24日 22時