似たもの兄妹？ ページ27
☆
ソユンside
SIXTEEN終わる前にカムバしとこ。
なんて、簡単に事務所は構えていて。
Aの兄のRIOさんは、日本のトップアイドルらしいけど、実は作曲やダンサーとしても、世界で知る人は知る有名な人だったりするんだよね。
Aは、よく知らないみたいだけど、日本以外では顔出ししてないだけで。
優しい雰囲気の彼は、見た目でまず、人の目を奪い、その動作、言動で、女の子の理想の王子様になる。
人々を夢中にさせるのは、やっぱりAと同じで、兄妹だなぁと思うこともしばしば。
「そこは、こうのほうが良いよ。」
ユノにアドバイスするのも、自分で表現してくれるから、わかりやすい。
歌やラップの指導も完璧だったなぁ。
完成形をわかりやすく示してくれるから、私達も彼の完成形を表現しやすかったし。
プロデューサーとして有能だなぁって思った。
「RIO、ジミナのオンマがキムチ送ってくれたって。後で事務所寄って帰ろう。」
スマホを見ていたAが、RIOさんに言うと、彼は嬉しそうに笑う。
「あのキムチ、美味しいからなぁ。」
RIOさんもキムチ好きなんだろうか。
「ソユンオンニのオンマは明日の晩、チゲ鍋作ってくれるって。」
「本当？嬉しいなぁ」
二人はニコニコ会話してるけど…
「「「…え？は？」」」
私達は思わず、声が出た。
「え、オンマ、チゲ鍋作るの？え、どこで？」
私が言うと、Aは、苦笑しながら、
「私の家で、作ってくれるんだよ。」
と返してくれる。
「え、なんで？」
私が聞くと、AとRIOさんは視線を合わせて、
「あ〜。僕が、食べたいって言った。」
「オンニのオンマにそう言ったら、作りに来てくれるって。」
そう言うと二人は嬉しそうに笑う。
「あ、私も食べたい。」
「私も。」
アリンとユノはそう言う。
「じゃあ、みんなで食べようか？オンニも良い？」
Aの言葉に慌てて頷く。
Aは、オンマに連絡していた。
「じゃあ、モッパンでも、やれば？」
マネオンニの言葉に"はい"と返す私達。
オンマ、私よりAを可愛がってる気がする。
確かにAは可愛いけどさぁ。
その後、公式Twitterに、
"ジミナのオンマありがとう♡"
のコメントと共にキムチを持ってニコニコ笑顔のAの写真が上がった。
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 801人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちな
| 作成日時：2021年9月2日 22時
