- I was fooled by him.2 -

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VLIVE ページ17

☆

ーVLIVE Luv honeyAー

「アンニョン、Darling！Aだよ」

いきなり始まったVLIVE...

「今は日本です。え〜と、ダンスレッスンをしようと…」

Aがカメラに向かって話している時、

『A〜、準備できた？』

Aの後ろから、日本語の男の声がかかる。
当然、コメント欄は荒れに荒れる。

『わざと？ねぇ、知ってるよね？わざと？』

不機嫌な声で言うAは日本語だ。

『え、ハロー？RIOだよぉ』

画面に、Aをバックハグして現れたRIO。

『RIO、"アンニョン"だよ。』

『あんにょん、Aのお兄ちゃんのRIOだよ〜。宜しく』

コメント欄は物凄い速さで流れていく。
ため息をついたAは、自分からRIOを剥がして、カメラに手を振る。

「あ〜、練習室はRIOの事務所のを借りてます。改めて、RIOオッパです。」

RIOは、ニコニコ笑って、手を振る。

『何から流す？』

『RIO踊れるの？』

『任せて！』

日本語で兄妹の会話は繰り広げられる。

「何でも踊れるそうなんで、リクエスト、どうぞ〜。」

Aの言葉に、コメント欄は、曲名で埋まる。

「えぇ〜」

困り顔のAに、RIOは画面を指差し、

『BTS、Luv honey、お、嵐先輩…』

知っている単語を見つけて、はしゃいでいる。

『RIOできるの？』

『BTSってアレだろ？Aの友達のグループ、キムチのオンマ！』

"キムチのオンマ"って…。コメント欄は、二人の日本語に戸惑う。

「じゃあ、少しずつね。」

チラリとスタッフらしき人に目配せするA。

流れる曲に二人はどんどんダンスを披露する。
Aが他グループのダンスを披露するのはレアなこと。
Aに合わせて、踊るRIOのダンスも見事なものだった。

"Aそろそろ"スタッフの合図に、
カメラの前に戻ってきたA

「はぁ、今日はこの辺で。またね。Darling、サランヘ」

そう言うと、ブツリとVLIVEは終わった。

"BTS＝Aの友達＝キムチのオンマ"がトレンド入りした。

…