飴 BTS ページ4
☆
番組終わりの控室。
「ねぇねぇ、ジミナ〜」
とっても楽しそうにAが控室に入ってきた。
「どうしたの？楽しそうだね。」
首を傾げて言うジミンにAは、
「コレ、友達が送ってくれたの！一緒に食べよ？みんなもっ。」
そう言うと飴？かなんかの袋をみんなに見せる。日本語で書かれているからよくわからない。
「お菓子？」
首を傾げて言うジョングクに、
「飴かなぁ？」
と言いながら、袋を開けるAは、
みんなに袋を向け、一つずつ、手に取らせる。
「これね、いっせーのでみんなで食べるんだよ。」
ニコニコ笑うA
「「「いっせーの」」」
と掛け声をかけるマンネラインに仕方なく乗ってあげるヒョンライン。
みんなで飴を口に入れると次の瞬間、
「「「っ！」」」
Vとナムジュンとグクが口を抑えた。
「お、3人も当たりだ。」
Aは、にっこりと笑って呟く。
「当たりって？」
ジミンの言葉に、Aは袋を見ながら、
「ん〜と、"この袋の中に辛くて不味い飴が3つだけ入ってます。"だって。あ、じゃあ、もう、当たりはないね。はい、ジミナ残りはあげるね。じゃあね〜。」
そう言うと、袋をジミンに押し付けて、控室を出ていった。
「辛〜い」
「まずっ」
「辛っ」
当たりを引いた三人は、苦しんでいた。
口から出しても、辛さが引かない。
そんな三人を見てジンは、大爆笑しながら、袋から飴を取り出して口に入れる。
「っ！」
口を抑えるジンに、袋を見ていたジミンは、
「3じゃなくて、4って書いてある」
と、呟いた。
今日もAに振り回される某少年団だった。
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作者名：ちな
| 作成日時：2021年9月2日 22時
