試験1 JN ページ6
JN
「宜しくね。潰していいから。」
きらびやかな世界に生きる蝶たちにそう指示をだした。
意地悪ではなく、今の彼の力量を見るために。
もし、彼が失態を犯したら、
フォローはできるつもりで。
出来なくても、仕方ないかな？なんて。
まぁ、Aには、テヒョナも居るし、ジョングクも居るしね。
恨まれるかもしれないけど、兄として、やっぱり、妹には素晴らしい男性を、と思うのは、兄心だし。
ジミナにはまた違う女性を宛がっても良い。
まだ若いんだしね。
ジミナを連れて、大人の社交場へ来た。
僕の手前、遠慮するだろうからと、
途中席を離れる。
別室に入り、彼を観察するつもりだった。
「ヒョン、意地悪だな。」
待機用の部屋に入れば、ユンギがグラスを傾けていた。
「やだなぁ。意地悪じゃないよ。」
そう言いながら、彼の前のソファへ腰を下ろす。
「アレ、ナンバーワンだろ？」
チラリと視線を向けるのは、テレビ画面。
音声はないが、ジミナとナンバーワンの蝶が話している姿が映っている。
ジミナが彼女に落ちるのか、女性の扱いをどうするのかを見る、試験でもある。
「まだ認めないってか？」
眉根を寄せたユンギの言葉に僕は首を傾げた。
「そういうわけじゃないけど、僕はテヒョナが可愛いんだよねぇ。」
僕もグラスを傾ける。
別にジミナが嫌いなわけじゃない。
でも、ずっと可愛がってきたテヒョナを応援したい気もある。
テヒョナはずっと、Aが好きだったから。
「そういうのはさ、勝手にどうこうなるもんだぞ」
ユンギの言うこともわかるんだよね。
「まぁ、でも、僕達みたいなのは、いつだってハニートラップがあるもんだし、今まで普通に生きてきたジミナが、僕達みたいにかわせるのか、見たいんだよね。」
制限時間は一時間。
さて、彼はどうするのかな。
…
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ちな(プロフ) - まりまるさん» 感想ありがとうございます。励みになります。ヒロインには（当主である面）と（普通の女子）の二面性を持たせているのでちょっと怖いかもしれません💦ジミンがライバル会社、そういうのも有りでしたね。ただ、彼は絶対的にヒロインの味方なので、無理かな😁 (2021年10月18日 0時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
まりまる(プロフ) - ちな様 今日こちらのｼﾘｰｽﾞ見つけて面白くて一気に読みました🙂ﾋﾛｲﾝが、はじめの初な印象と変わって若干怖い😢一途なｼﾞﾐﾝが実はｷﾚｷﾚのﾗｲﾊﾞﾙ会社の人だったらﾔﾊﾞいと勝手な妄想でｱﾜｱﾜしています。続きも楽しませて頂きますね。 (2021年10月16日 20時) (レス) @page50 id: a1efac703a (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - Sanさん» パスワード解除しました。続きをどうぞお楽しみください。 (2021年9月18日 16時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
San(プロフ) - 続きPt3のPWを教えてください！ (2021年9月18日 15時) (レス) id: dc8c09471a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2021年9月6日 19時
