FULL MOON 4

"オカン"のせい　(BTS) ページ31

☆




「迷惑をかけたからな。後輩達は暫く会社には来ない。」

マネヒョンは、そう言うとため息をついた。

「FULL MOONも、TXTも、ENHYPENも、来ない？」

「どこに居るの？」

シュガとホソクの言葉にマネヒョンは、首を横に振った。

「それは…俺も聞かされてない。」

マネヒョンの言葉に

「…"オカン"のせい？」

ジミンが呟いた。

「FULL MOONは、面倒事を嫌う。」

マネージャーは、ため息をついて言った。

「アレを排除できない限り、後輩達は、BTSに近づかないってことかな。」

ジンは深いため息をついて言った。

「そんな」

「また…」

「…」

Vや、ジミンや、ジョングクは悲愴な顔をした。

「排除しようにも、非はあまりないしな。難しい。」

ナムジュンは呟く。

「TXTのヒュニンカイを怒鳴ったんでしょ？非はあるよ。」

ホソクは額に手を当てて言う。

「ENHYPENは、手を出される前に、FULL MOONが移動させたみたいだな。」

シュガの言葉にマネージャーは頷く。
その時、宿舎のインターフォンが鳴る。

《マネージャーとおっしゃる女性の方がいらしています。BIG HITの社員証を確認しましたが、お通ししますか？》

宿舎入口の警備員だった。

「え、あ、通さないで。今行きますから。」

慌てて、マネージャーが部屋を出ていく。

「宿舎まで来るとか…」

呆れるナムジュン。

「スタッフでも宿舎は女人禁制なのに…。」

小さく呟くホソクは苦い顔をした。

「本気で排除しないとまずいかもな。」

ガックリと肩を落としているマンネ達を見つつ、ジンが呟いた。



…

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