"オカン"の目的 ページ27
☆
「私は、マネージャーです。何でこの階入れないんですか？」
「うん、君はBTSのマネージャーでしょ？初めに説明したように、ここはFULL MOONの関係者しか入れないんだよ。」
「私はマネージャーなんですから、入っても大丈夫でしょ？ここにメンバーが入って行ったんです。仕事です。」
「FULL MOONのマネージャーの許可がないと、ここは立ち入りできません。」
「何で…」
「FULL MOONのマネージャーに入室許可を貰ってください。」
FULL MOON作業室の階は、ロックがかかっている。
スタッフでも、アイドルでも、FULL MOONのマネージャーの許可がないと入れない。
作業室のある階には扉があり、常時ロックがかかり、警備員がいる。
扉の前で警備員と"オカン"は揉めていた。
「ヒョン達が逃げてくるから、"オカン"が警備員と揉めてる…」
作業室に居るBTSメンバーに、ジュノは言った。
「もう、耐えられない。」
ジミンが無表情で呟く。
「僕も、無理。」
Vも疲れた顔で呟いた。
「無理」
ジョングクも呟いた。
「そんなにヤバいんですか？」
シウが、聞く。
「文句はPDに言わないと。」
ソジュンがため息まじりに言うと、
「今の所、口煩いだけなんだよ。」
困ったように、ジミンは言った。
Vも、ジョングクも頷く。
「とりあえず、シュガヒョンみたいに、作業室に籠もったらいいんじゃない？」
ジュノはそう言うと、"お帰りはあちらです"とばかりにジミンやVやジョングクを部屋から追い出した。
「強烈みたいだね」
ソジュンが、呟く。
「後輩達のとこに入らなくて正解だったな。」
シウが、ため息をついて言った。
「アレ、僕達に付きたかったみたいだよ」
嫌な顔をしたジュノが言う。
「え、マジでか。」
「えぇ」
シウとソジュンは嫌そうな顔をした。
「ヒョン達のとこで頑張れば、うちに入れるって思ってるみたい。」
ジュノは言ってから、
「有り得ないけどね」
と続ける。
「なんで俺たちのとこに来たいわけ？」
シウがジュノに聞く。
「Aに近づきたいらしい。」
ジュノは、深いため息とともに答える。
"オカン"と呼ばれている彼女は、とりあえず、ヒョン達に色目は使っていない。
「「そっちか！」」
シウとソジュンは、そう言ってから、難しい顔をした。
Aは、男性と同じくらい、いやそれ以上に女性ファンがいる。
「Aを、守らなきゃ、な。」
シウの呟きに力強く二人は頷いた。
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 540人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちな(プロフ) - akb48yuuko1さん» いえいえ。コメント嬉しいです。不思議の国も読んでくださっているのですね。ありがとうございます！たくさん更新できるように頑張りま〜す！ (2022年9月28日 12時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
akb48yuuko1(プロフ) - せかしてしまうようなコメントすみません（ ; ; ）ジョシュア君シリーズ毎日更新楽しみに読ませてもらってます💓これからも頑張ってください！！ (2022年9月28日 2時) (レス) id: 308e687bed (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - akb48yuuko1さん» コメントありがとうございます。こちら、暫く更新停止してしまい、すみません。また、ぼちぼち、頑張りますので、ゆっくりお待ち下さい。 (2022年9月27日 15時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
akb48yuuko1(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2022年9月26日 1時) (レス) id: 308e687bed (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - 18r8sychachanec茶々さん» 感想ありがとうございます。面白いと言っていただけて、嬉しいです。頑張ります！ (2022年1月2日 0時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちな
| 作成日時：2021年8月1日 23時
