I was fooled by him.

ある音楽番組で。1　BTS ページ14

ある音楽番組で。 BTS





今日は新人特集なのか、新人が多い。

「ジミナとVの同級生も同期にいたよね。」

ジンがそう言えば、二人は、頷いた。

「なんだっけ？"メインコーラスの女"？」

シュガが呟けば、みんなが笑った。
Vは、ちらちらとジミンの様子を伺っている。

「"隅っこ好き"とも言ってましたよね？」

ジョングクが、言うと、"そう言えば…"とみんなまた笑った。
そんな感じで準備していたら、

「Luv honeyです。宜しくお願いします」

とマネに連れられた女子4人が控室に、入ってきた。
ハキハキと話す綺麗系女子三人とぼーとしているかわいい系女子一人。

「A、イムさん…」

とジミンが呟いた。
ぼーとしていた女子は、ジミンの声でジミンを認めると、

「あ、ジミナ。久しぶり〜」

ニコリと笑って言った。
何気に笑顔が可愛い。

笑顔を向けられたジミンは、目を見開いて、驚いている。
みんな、そちらをチラチラと気にしながら、様子を見守る。

「同期ですね」

「お互いに頑張りましょう」

相手のリーダーとナムジュンが話している。

「ジミナ、お互い頑張ろーね？」

そう、彼女に言われて、ジミンが嬉しそうに頷いている。

「Aちゃん、僕には？」

Vが、そう彼女に、聞いている。

「あ〜、"ジミナの友達以上の友達"も頑張れ〜。」

メンバーみんなが思った。
"うわ、適当。"

Vは、案の定、頬を膨らませている。

「っていうか、ジミナの友達以上の友達ってなに？」

ホソクが聞くが、ジミンは首を傾げているし、Vは拗ねている。

「あの子、"隅っこ"無理じゃないですか？」

ジョングクの言葉にみんな頷いた。
彼女は、綺麗系女子三人より人目を引くし、何より彼女の瞳にみんなが映りたがる…ような、雰囲気を持っている。

普通に考えて無理だよね？

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