destiny【RMPG】

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あなたside


ずっと一人で暮らしてきたお屋敷

お父様はいたけど
ほとんど家にはいない


そんな中、お父様が死んだ

ひとりぼっちが本当にひとりぼっちになった


葬式中も涙は出なかった
一人は慣れていたから


そして、突然家で行われた撮影

前からこのお屋敷を使うと言われていたから
なんとも思わなかったけど…


ちらっと見に行ったら黒くまとったスーツに身を光らせる16人の男たち

『なに、あの人たち…』


目が離せなくなって、しばらくそこで見ていることにした

そしたら、ジャケット？の前が大きくはだけた美形の男が見てきた
そして次々と他の男たちも私の方を見て何かを話している


こんなに大勢の人とも会うのも久々で
恥ずかしくなって部屋に逃げた


そして、しばらくしたらまた出会った人たち

この人たちと生活するの…？


わたし、一人じゃなくなるの…？？



でも、全く知らない人たち
だからわざと思ってもないことを口に出してしまう。


『はぁ？』

『触らないで！』


私が言葉を放つたび、男たちの顔はどんどん暗くなる



…これじゃ、一緒に住んでもひとりぼっちなのは変わらない…。


私は、どうせずっとひとりなんだから。

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