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壱馬side
Aが3階に行く姿が見えたから
俺も3階に向かった
3階に行くと、あの風景が
LA FIESTAのMV撮影で使われた
あの赤く暗いような照明の廊下
大きい潤いのなくなった観葉植物
いわゆるドライフラワーがあちこちに飾ってあり、
大きな廊下には、MV撮影の時と同様、俺達が座っていたソファや椅子までもあった
奥に進むと、部屋があった
壱馬「…Aー?」
『……だれ。』
壱馬「ハハッ、まだ覚えてないか
壱馬。覚えてな」
『か…ずま?』
壱馬「おう、どうした。健さんと喧嘩なんかして」
『…あんたには関係ない』
壱馬「そりゃそーや、見ておらんもん
でもな、これから一緒に生活する仲間やん?家族やん?それなら、小さなことでも知りたいってのが普通やない?」
『…か、ぞく?』
壱馬「おう、家族
17人家族なんて、多いよなぁ(笑)」
すると、Aが口を開いた
『…ねぇ、壱馬。
私さ、他のことは違うでしょ』
壱馬「ん?んーそうか?人ってひとりひとり違うのが人ちゃうん?」
『あんた変わってるね』
壱馬「Aに言われたくないわ(笑)」
『私、ずっとひとりぼっちだったの。
ママが死んで、お父様と二人きりになって
小さい頃から家政婦がついてて
でもみんな私から離れていった。』
その時思った。
Aは、人を信じられなくなったんだ。
親に甘えず、親のぬくもりも知らなかったAは
頼ることも、甘えることも知らなかったんだろう。
だからこうして他人を信用できず、いつも突き放してた
だから家政婦も、離れていったんだろう
『北人から聞かれたの、学校のこと。行ってたけど…
ほとんど行ってなくて、思い出したくなくて…あんなひどいこと言っちゃったの。』
Aいわく、行かなくなった原因は"いじめ"
詳しくは聞かなかった。思い出して欲しくなかったから。
二人で腰掛けたソファ
隣に座ったAの横顔はやっぱり綺麗で
でも、何故か消えてしまいそうだった
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ちさと(プロフ) - 一気に読みました!最高! (2019年7月28日 18時) (レス) id: 02fea3faa7 (このIDを非表示/違反報告)
ちなってぃー(プロフ) - ナイトさん» リクエストありがとうございます!!激しいのですね!笑 がんばります(^^) ありがとうございます♪ (2019年6月9日 22時) (レス) id: d32f620bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(プロフ) - 樹のピンクを見たいです!!(やましょうさんのよりもっと激しく笑…へへ)よろしくお願いいたします!!もちろん続きの更新も楽しみにお待ちしております。頑張ってください!! (2019年6月9日 20時) (レス) id: b4456d44f3 (このIDを非表示/違反報告)
ちなってぃー(プロフ) - ひなさん» そうなんですね!!気に入っていただけて嬉しいです♪♪ 健太いいですよね〜!これからもよろしくお願いします(^^) (2019年6月9日 18時) (レス) id: d32f620bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ちなってぃー(プロフ) - ほくぶーさん» まこっちゃんのピンク入れたいと思ってたのでまこっちゃんからでもよろしいでしょうか(;_;)? 時間かかると思いますがその五人のピンク頑張って書きますね!リクエストありがとうございました!! (2019年6月9日 18時) (レス) id: d32f620bd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちなってぃー | 作成日時:2019年5月28日 21時