君がいるから【吉野北人】

◎RAMPAGE ページ15

あなたside



あの日以来

私とほくちゃんはよくご飯に行くようになった


LINEも毎日何通もやりとりしていて



まるで前から知っていた人みたいに



若奈「A！」

『若奈、おはよ』

若奈「おはよ、ねぇ最近ほくちゃんとどーなの？」

『別に普通だよ(笑)
ご飯一緒に行くくらい』

若奈「はぁ…。あのRAMPAGEの吉野北人と行けてるんだから、ありがたく思いなよ〜」


他の人からしたらそうだよね

そんなすごい人が、なんで私のこと…


若奈「なんか進展はないの？告白されただけ？」

『何もないよ』

仕事場に向かいながらほくちゃんの話をする
最近はずっとこれ

若奈「はやく付き合いなよー」

『とか言うけど、若菜はリクってひとにつなげてもらうためでしょ？笑』

若奈「え？当たり前じゃん」

アハハッと笑いながらデスクに向かう若奈


若奈はハキハキしてて
思ったことをすぐに言えて

羨ましいなぁ…


若奈「ランペについて調べた？
歌聞いた？」

『あっ、まだ聞いてなかった…』

若奈「えええーー？！あんだけご飯行っといて？
ほくちゃんショックだろうな〜」


たしかに。

ほくちゃんからRAMPAGEの話は聞くのに
わたしは一向に曲は聞いたことないな

だからほくちゃんの歌声もしらない

どんな歌声なのかな



若奈「でも、仕事中見て部長に怒られても私知らないからね」

『…わかってるよ！』


仕事終わり、家に返ったら調べてみようかな

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