君がいるから【吉野北人】

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北人side


事務所にAさんが来てくれた


チェックのチェスターコートに
黒ニット
スキニーっていうシンプルな格好

オシャレだなぁ

そこもぐっと来る


「いくね？」

A『うん』

いよいよメンバーにAさんを会わせるとき

本当はちゃんと付き合うことができたら
合わせたかったなぁ


ガチャっ


健太「うお！！来た！」

たかひで「北人さん！お疲れ様です！」

海青「うわ！めっちゃかわいい！」

陣「こんにちは！！」

やばいAさん混乱してる

「ちょ、Aさん混乱してるんで！！」

『あっ、すみません。突然』

力矢「ごめんね、賑やかな人ばっかりで
みんな、ちょっと落ち着いて笑
女の子来て嬉しいのはわかるけど」

力矢さんの言葉で静かになるメンバー
力矢さん……ありがとうございます…！！

『あっ、はじめまして！
甲斐Aと申します。
これ、よかったら食べてください』

と、ペコッとメンバーにお辞儀をしてから
差し入れだと言っていた紙袋を力矢さんに渡すAさん

力矢「うわ！差し入れだ
ありがとう！」

壱馬が俺の肩をとんっと叩いた

壱馬「めっちゃいい子やん」

「でしょ？」

健太「おいくつですか？」

A『23歳です』

拓磨「おお、年上…」

瑠唯「だね、僕より年上」

山しょ「りくさんと陣さんと同い年じゃない？」

『…りく……』

「ん？どうしたの？」

陣「そーいえば、陸と慎と樹まだ来てないなぁ」

龍「アメコ行ってますよ」

岩しょ「じゃあそろっと来ると思いますよ」

りくさんの名前を聞いて反応するAさん

A『ねぇ、ほくちゃん

りく…さんって人どんな人？』

「え？りくさん？」


ガチャ


慎「買ってきましたー！」

樹「お、この人が北人さんの？」

力矢「おかえり」

陸「ただいまーーー！」


A『…え？！』

陸「…え？！A？！！！」


え？！！
顔を見合わせてお互いビックリしてる様子の
Aさんと陸さん

どういうこと？

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