私の16人の執事

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雪side


私のところは執事との距離感が近いから
よく学園長とかに呼び出されるの

この学園には"執事との恋愛禁止"というルールがある


なんで禁止なのかよくわからない。
私は結婚するなら絶対に7人の中の一人がいいし
将来は7人と絶対一緒に暮らすし、結婚したら専業主婦になってみんなのご飯作るのが夢

そんな中、行われている授業、社交ダンス


エリーはダンス能力がとても高いし、ステップも軽やかで上手いから、ダンスがしなやか

そのためエスコートの余裕もちゃんとあるから、すごく私を立ててくれる

社交ダンスのジャンルはお嬢様と執事それぞれで、
私達はセクシーな大人なダンス

姫は普通な感じだけど、すっごくきれい
執事と息があっていて、ずっと見ていたくなるような感じ


そして、何年も優勝しているA達は別格で
執事との信頼も他のお嬢様以上に厚いため、執事もAのことをよく見てるし、Aも執事のことをよく見ている


そして、私はわかる。
絶壱馬様はAのこと恋愛的な目で見てる。
私にはわかるの。あの目は絶対そう


雪「ふふっ、壱馬様Aのこと、よく見てるのね」

エリーにこそっと伝えると

エリー「あそこの執事たちはA様にゾッコンだからな〜。お嬢様が可愛くて素敵で毎日仕方ないんだろう。
ま、お嬢様が可愛くて仕方ないのは俺達も同じだけどな」

雪「や〜ん♡♡♡♡♡♡♡」


姫「うるっさい！！
イチャイチャすんなっつーの、暑苦しい！」

玲於「お嬢様！口が悪いです！」

雪「そんなことばっかり言ってると、早く老けるわよ？」

姫「うっさい！！」

壱馬「またやってんな」

『ふふっまぁ、仲いいだけだから(笑)』



よくこうやって言い合いをしている姫と私
それを一歩引いたところで笑っているA


こんな日常だけど楽しくて仕方ない

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