私の16人の執事

◎スリートップの日常 ページ22

あなたside



『行ってきます』

執事「行ってらっしゃいませ！お嬢様」


リムジンに乗り込み、いつも通りに学校へ行く


壱馬「はぁ〜、今日社交ダンスがあるんだとよ。
ダル…」

タブレットで今日の予定をチェックし、ため息をつく私の執事、壱馬


『ダンス得意なくせに』

今日は壱馬が学校についてくれる日
なんだかんだ言って壱馬はピンチのときは助けてくれるし、しっかりエスコートしてくれる執事


学校につき、車が止まればいち早く車を降り、私をエスコートしてくれる壱馬


壱馬「ほらよ」

無愛想に手を差し伸べ、手を引いてくれる


学園の中では壱馬は大人気で
私の執事が車から降りてくるだけで黄色い歓声が飛び交う

私の執事を見るだけにいつも朝校門で待ち伏せする生徒も多いようだ


教室に入ればいつものメンバーが迎えてきた

雪「A、おはよう」

姫「おはよ〜」

『雪、姫
おはよう』


今日の二人の執事は、

エリー「おはようございます、A様」

玲於「おはようございます」

エリー様と玲於様


エリー「A様、力矢はちゃんとやっていますか？」

『はい、リーダーとしてちゃんと仕事してくれていますわ』

実は雪の執事、エリー様は、私の執事の力矢の実のお兄様である


玲於様も私の執事と雪の執事と仲が良い

身長が小さく、顔も子供らしいのに、意外と筋肉質でたくましい
ちゃんと姫のことを思って鍛えてるんだな〜って思ったら姫がとても大事にされていることを実感




そして、午前の授業が終わり
ランチタイム


学園の庭にある広いテラスに三人で行き
ランチをする


ランチも執事が用意してくれる

テーブルにテーブルクロスをしき、フォーク、ナイフを用意し、料理を運んでくれる

今日は、お肉メインの料理で
執事が切り分けてくれる

雪「エリー、はいあ〜ん」

エリー「え、俺はいいよ！」

雪のところはすごく距離感が近く、敬語を使っているのは1〜2人くらいしか見たことない
それほど距離が近く、見ていて仲いいな〜って微笑ましくなる

姫のところはTHE執事とお嬢様って感じで
テキパキと執事が動き、姫を立ててるイメージ
だから姫が本当に立派なお嬢様に見えた


まぁ、私のところは各々
しっかりとした口調で接してくれる執事もいれば
壱馬や健太みたいにフレンドリーに、近い距離で接してくれる執事もいる

小さいときから一緒で
執事歴は私たちが一番長かった

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