私の16人の執事

◎学園のスリートップ ページ19

樹side


16人「行ってらっしゃいませ、お嬢様」

『行ってきます』

力矢「樹、お嬢様をよろしく」

『はい、行ってまいります
ではお嬢様』

ガチャっとリムジンのドアを開け
お嬢様と乗り込む

今日は学校に俺がお使えする日


樹「〜が今日の予定です」

『数学がないだけいいわ』

樹「僕にはどこが苦手なのかわかりませんが…」

数学が苦手なA様
なのに完璧に解けるし、どこも苦手とは感じない


学園につく途端、集まる注目
そして歓声

『ごきげんよう』

女子生徒「ごきげんよう！A様！」
女子生徒「今日もお美しいですわ！」
女子生徒「樹様も、今日のも素敵ですわ…！」

そして違うところで上がる歓声
そちらを見てみると、近づいてきたお嬢様と執事


？「おはよう、A」

『おはよう、姫』

"姫"と呼ばれるそのお嬢様の正体


"桜宮 姫"様
桜宮グループのご令嬢

総資産額100億円の彼女は
Aお嬢様の良き友である人物

ちなみに、A様は総資産額はおよそ数兆円の本国グループのお嬢様であり、この学園のトップである


姫「樹様、ごきげんよう」

樹「おはようございます、姫様」


もちろん姫様にもおつかえする執事がいるわけで

？「姫様」

女子生徒「きゃぁぁぁあ！！」
女子生徒「今日は亜嵐様なんですね！」
女子生徒「お美しいです！」


亜嵐「おはようございます、A様
おはよう。樹」

『ごきげんよう』

桜宮姫様には7人の執事がお使えしている
その中の1人、白濱亜嵐さん

美形で、なんでもできる、トップクラスの執事だ


姫「今日も朝から騒がしいわね
いい加減静かにならないかしら」

長い髪をさらっとかき上げ、思ったことをズバズバ言う姫様

『まぁまぁ、目立つことは嫌じゃないでしょ？』



すると再び違うところで上がる歓声



？「ごきげんよう」

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