私の16人の執事 (ページ17)

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◎ルール15 ページ17

龍side

ルール15つ目

"感謝を忘れないこと"

人としてもとっても大事なルール

お嬢様のそばにいれること
お使えできること
本当に感謝している。

『龍！』

龍「はい、お嬢様」

今はお嬢様と学校に来ている
今日は俺が学校に同行している

今は休み時間中で
学園の庭を散歩中

急にしゃがんで何かを見つけるAお嬢様

『見て！』

そう言って見つけたのは
四つ葉のクローバー

龍「四つ葉のクローバーですか？」

『四つ葉のクローバーは幸せを運んでくれるんだって！』

小さな発見にもキャッキャと喜ぶお嬢様
たまに見せてくれる子供っぽい姿に
キュンとする

すると、俺のジャケットの胸ポケットにその四つ葉のクローバーをさしてくれた

龍「…お嬢様？」

『いつも私のお世話ばっかりで大変でしょ？
龍にも、幸せが訪れますよーに』

龍「ありがとうございます…！」

お返し、しなきゃな…

俺の幸せなんて、お嬢様のそばにいることなのに
ただ一緒にいるだけで幸せなのに

心優しいAお嬢様

嬉しくなった俺は、学校終わりすぐに花屋に行き
A様に赤いバラ100本プレゼントした

陣さんに「お前意味わかってんのか？！」と言われたり、健太さんや山彰さん、壱馬さんたちにまで笑われて…

ただ綺麗だから、お嬢様に似合うからと100本買った薔薇の意味は

"100%の愛"

龍「すみませんお嬢様！
そんな意味があったなんて知らなくて…///」

『ふふっありがとう龍
クローバーのお返しが100本のバラなんて
嬉しいわ、ありがとうね』

照れたように笑ったお嬢様に

またキュンとした