私の16人の執事

◎ルール13 ページ15

慎side



ルール13個目

コンコン

お嬢様の部屋の扉をノックする

『はーい』

中からお嬢様の可愛い声

慎「失礼します」

『慎。今日もお願いね』

慎「はい、かしこまりました」


朝、僕には仕事がある



ルールとして、役割として

そう、ルール13個目は
"お嬢様のヘアメイクは執事がする"
ということ

執事の中で1番ヘアメイクが得意な僕が役割として選ばれた

だからこうしてお嬢様の部屋に行き、ヘアメイクを行っている


すっぴんでも十分かわいいお嬢様だけどヘアメイクを終えたお嬢様はもっと綺麗で魅力的

こうやって話しながらコミュニケーションを取りながらヘアメイクする時間が好きだ

この時間は誰にも邪魔されず
一番近くにいられるし。。



各ブランドもののコスメを広げ、メイクをしていく

そしてアイロンやコテを使い、丁寧にお嬢様の髪の毛をアレンジしていく


慎「お嬢様の髪の毛はいつもサラサラで羨ましいです」

『ふふっありがとう
私も慎の青い前髪好きよ？』

そういって優しく僕の髪の毛を触るお嬢様


ドキッと鳴る胸

そして近くに来るお嬢様の顔


とっさに顔をそらす。
じゃないと僕の気持ちがバレてしまいそうで怖かったから


慎「できました」

『すごーい！今日も完璧ね
ありがとう慎』

ニコッと女の子らしい可愛い笑顔を向けられるだけで
更にドキドキする胸



はぁ…、この笑顔にはかなわないなぁ…

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