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いづみside
「たっだいまー！」
玄関から聞こえる元気な声。
ずっと帰りを待っていた彼、遊馬くんの声。
日曜日の夜。
たまたま劇団員全員揃った夕食。
その声が聞こえて全員が反応した。
「…今の、遊馬クンの声っスよね」
太一くんが呟くと万里くんが玄関に勢いよく飛び出る。それに続くようにして他のみんなも飛び出ていく。
私は驚きのあまり立ち上がることが出来ず、1人談話室に残された。
「バカ遊馬っ！」
「お、万里。わははは！みんな出てきたなっ！」
玄関から聞こえてくる遊馬くんの声。
＿＿本物だ。
しばらくして談話室に入ってきた遊馬くんの姿を見て涙が溢れ出たがそれもつかの間
「わははは！たっだいまー！あー、腹減った！今日の夕飯はなーんだっ！」
まるでいつもと変わらずに入って来た遊馬くんの言葉に耳を疑った。
後ろから遊馬くんに続く他のみんなもしたを俯いている。
「わははは！いづみ！久しぶり！お前にもお土産あるぞ！あれ？お前なんで泣いてんの？」
両手いっぱい荷物を持った遊馬くんは心底不思議そうにこちらを見つめる。
「遊馬くん…。どこに行ってたの…」
会えて嬉しいはずなのに何か違う。
「いろいろ行ったぞ！最初にえーっと…」
「そうじゃない！なんでいきなりいなくなったりしたの…！？」
遊馬くんはなぜ私が泣いているのか、怒っているのか、全くわかっていない様子だ。
「みんな遊馬くんのこと心配してたんだよ。あっちこっち探して。みんな遊馬くんの帰りを待っていたんだよ。」
ポロポロと流れる涙にも構わず遊馬くんにうったえる。
遊馬くんはキョトンとした顔をして、なんで？とでもいうふうに首を傾げた。
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なー(プロフ) - ありがとうございます！最近更新してなくて申し訳ないのですがこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月13日 22時) (
レス) id: ef428c138d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 何時も読んでいます。あんスタもA3!も好きなので凄く嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2018年2月13日 17時) (レス) id: 7e7cac11ec (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - 冠さん» コメントありがとうございます！そんな風に言っていただき感激です！ご感想ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2018年1月22日 21時) (レス) id: ef428c138d (このIDを非表示/違反報告)
冠 - いつも楽しく読ませてもらっています！part2に入ってから、感動して涙が止まりません。自分の中でこの作品は名作と勝手ながら思っています！これからも頑張ってください！ (2018年1月22日 21時) (レス) id: 12fca75d2a (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます！続きも楽しんでいただけると幸いです！これからもよろしくお願いします！ (2018年1月22日 17時) (レス) id: ef428c138d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なー | 作成日時：2018年1月15日 1時
