【APH】W学園に男子として潜入することになりました

2-2日 ページ10

体育館へ入ると、長椅子がたくさん並んでおり、舞台に向かって前方が1年生、真ん中が2年、その後ろに3年が座っている。


この学園はクラス分けがないため、席順は女子寮の200〜,男子寮の200〜という部屋番号順ということになる。


のだが……




イタリア「ところでさ、俺達の席ってどこなんだろうね〜」









……どうやらイタリアは確認していなかったようで。


日本が紙を見せながら説明している間、何気なしに辺りを見渡すと一人の女の子と目があった。





頭の横に花をつけ、クリーム色のふわっとした長髪。とても可愛らしくて、女であることを忘れ見惚れそうになった。



彼女は私と目が合うとニコッと微笑んでくれたのでこちらも微笑んで軽く解釈をする。






そんな束の間のやり取りをしている間に、イタリアへの説明が終わったらしく、それぞれの席につく。



すると前の席から「Hey!日本！ドイツ！イタリア！元気そうじゃないか！」



という元気な声が聞こえてきた。顔を見るとクリーム色の髪にピョコンとはねた髪、青色の目にメガネをかけた元気溌剌な男の子が体をこちら向け、背もたれに両肘をかけていた。




イタリア「あ、アメリカだ〜！」


ドイツ「…久しぶりだな」

日本「…お久しぶりです。」





あれ、ドイツと日本は少し嫌がってる…？


あって間もない私がこのことに気づけたというのに…








アメリカ「皆おれに会えて嬉しそうだね！！当たり前か！なんたって俺はHeroだからね！HAHAHA！」




ドイツ「俺は嬉しくないぞ」


日本「私は、えっと、その…」






アメリカ「照れなくてもいいんだぞ！」









あ、この人わかってて空気読んでないな………………

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