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｢はい！、、、、、あっ……え、、、｣
咄嗟に胸元の名札を見る。
『研修中 ゆーり』
車につける初心者マークのシールが、名前を囲むように名札の至る所に貼られてる。
あっ、とこぼしてしまった私に
一瞬だけ、ん？とほんの少し首を傾げた彼だったけど
すぐに元の営業スマイルに戻り、私に1杯ずつウーロン茶を手渡してくれた。
｢…伊野尾伊野尾伊野尾！｣
伊野尾｢え、なに、知り合い？｣
｢だからあの子だって！図書館の子！！！！｣
伊野尾｢いや、だからとか言われても知らねーもん、、へぇー、かわいい子じゃん｣
｢顔整ってるでしょ？｣
伊野尾｢てかなんで顔みただけでわかったの？｣
｢え？あー、、、この前あの子の学生証拾ってあげて、その時一瞬だけ見たの、写真。｣
伊野尾｢そんとき連絡先でも交換すりゃよかったのに｣
｢あっちは寝てたの｣
伊野尾｢ふーん、てかここイケメンしか働いてねーな、俺もここで働くか。｣
｢むりむり、ホールなんか出させてもらえないって。厨房だよ、厨房。｣
伊野尾に言われて改めてホールを見回すと、色違いのＴシャツを身につけているスタッフさんはみんな美男美女。
髪色も比較的明るくて、みんな笑顔で楽しそうに働いている。
……なんか大学生って感じ。きらきらしてて、
私も大学のレベルを下げていれば、もうちょっと楽しいキャンパスライフだったのかな、なんて。
薮｢じゃあそろそろお開きにして、二次会行くやつはカラオケでも行くかー！｣
今日は先輩持ちだから！と、ご馳走してくださった先輩方に頭を下げる。
優しくて頼りがいのある女性の先輩の連絡先をゲットし、伊野尾と私はここで先輩方とお別れすることになった。
薮｢じゃあ、気をつけて！伊野尾頼んだよ〜｣
伊野尾｢へいへ〜い、じゃ、失礼しまぁす｣
｢ありがとうございました！おやすみなさい、！｣
ふたりに流れるこの空気が
ちょっと照れくさくてちょっとの気まずさを感じているのは
私だけなんでしょうか。
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ゆーれん。(プロフ) - 名無し57041号さん» コメントありがとうございます。自分が現に大学生ということもあり、不規則な投稿で申し訳ありませんが、投稿頑張りますので、最後までお楽しみいただければ幸いです！ (2019年11月20日 22時) (
レス) id: 9b4c67fb3e (このIDを非表示/違反報告)
名無し57041号(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも楽しみにしてます！ (2019年11月20日 22時) (レス) id: f173930882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーれん。 | 作成日時：2019年10月15日 21時
