ぼうだんカルテ。

カルテ34 ページ34

Side A



トイレを開けると
座り込んで泣いてるホソクくんがいた。




『ホソクくん！？』


ホビ「うゎぁあああん泣」


『怖かったね、もう大丈夫だからね』






泣いているホソクくんに近づこうとすると、、






ホビ「やぁぁああ！！」 ﾊﾟｼｯ






手で振り払われた。








ホビ「やめてっ！！ ﾊｧｯ…いたいの…やぁ泣ﾊｧｯﾊｧｯ」


『ホソクくん、大丈夫。痛いことはしないよ』


ホビ「ﾊｧｯ…ごめん…なさい…ﾊｧｯ…ﾊｧｯﾊｧｯ…やめ…て…ﾊｧｯ……」


『ホソクくん？』


ホビ「やだっ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ……ゃ…ﾊｧｯ……くる、し…ﾊｧｯ…」








あー、聞こえてないな、これ。


それに過呼吸おこしてる






たしか、今日の当直は
ホソクくんの担当のヒョヌ先生だった気がする


ちょうどよかった、連絡しよっ









少し強引だけど、
暴れるホソクくんを抱き上げて処置室へ向かう。









ホビ「ﾊｧｯ……やぁっ…ﾊｧｯ……はな…してっ……ﾊｧｯ…ﾊｧｯ……ｸﾞｽｯ」


『ホソクくーん、聞こえる？大丈夫だよ、』







腕の中で暴れるホソクくんを落とさないように、
でも 優しく抱きしめながら
処置室へ急ぐ。





もう頭の中は両親に虐待受けてた頃を思い出して
パニック起こしてる。




過呼吸は精神的に落ち着かないと
なかなか治らない。



紙袋を使うペーパーバック法も今は推奨されてないから
後は本人を落ち着かせるしか方法がない…

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