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｢……ま、……や、ま、……五宮様｣
｢は、はい！｣
｢自己紹介、五宮様の番でございます。｣
没頭してたのか…
恥ずかしい…
｢えぇと…五宮Aで御座います。
得意…という程でも御座いませんが、推理ゲームを好んでやる事が多いです。どうぞよしなに…｣
｢五宮様は｢ナカノヒトゲノム｣…フリーゲームの方で、ですが最速でのクリアスピードとなっております。｣
そ、そうだったんですか…
｢因みにですね………｣
｢因みに…？｣
｢五宮様は今年度妹にしたい実況者ナンバーワンでございます、ワタクシも貴方様の実況をよく聴いておりましてね…
そこでですね…是非、ワタクシに1度、お、お兄ちゃんと…呼んで頂けないでしょうか…｣
｢………へ、｣
ジリジリと近寄ってくるアルパカさんにびっくりして、後ろに引いていた椅子に気付かずに1歩下がってしまう、
かつんっと何かが足に当たったと思ったら踵から滑って後ろに倒れかけて………
ぽすっと何かに収まる音がした。
｢お嬢さん…Aちゃんか、大丈夫かい？｣
｢ぁ………ありがとうございます、大丈夫です…｣
鬼の面の彼、また助けて頂いてしまった…
｢おう、あんまりコイツをいじめてやんな、…ついでに質問いいかい？｣
｢どうぞ、鬼ヶ崎様｣
｢さっきから気になってたんだがこいつァなんでえ？｣
………身体、支えられっぱなし、
鬼ヶ崎さん…というらしい私より頭1つ分も背が高い彼は、なんとも悪趣味なオブジェをくいっと指して聞いた、
｢ああ、そちらは第2ステージに関わる大切なオブジェでございます。じきにわかるときが来るかと。｣
｢ふーん……まァいいや、｣
私の倒れた椅子を直して、肩を支えてた腕を取った鬼ヶ崎さんは、私が椅子に座ったのを横目で見ながら、自分も椅子に座り自己紹介を始めた、
｢俺ァ鬼ヶ崎カイコク、戦国統治や和風のゲームを主にやってる。よろしくな｣
、
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シディア - 続きもしあるなら待ってます。 (2021年10月7日 15時) (
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作者名：そらの | 作成日時：2019年9月14日 22時
