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「その場合、失格とみなし、このゲノムタワー最下層にあります「白の部屋」へ強制収監いたします
ほかの皆様が1億ビューを達成するまでずっとひとり、四畳半の密室で延々待機となりますが」
やっぱり…
ぱっと映し出された本当に白い部屋の様子に息を飲む、
「こちらは過去、あなた方と同じようにダダをこねたお方です
実況を放棄した彼はずっとこの部屋で仲間のクリアを待っておりました。すでに彼らが達成に失敗したこともつゆ知らず、来るはずのない迎えをずっと、
ずぅーーーーっと……」
すぅぅっと全身の血が引く感覚、
ふらっと、立っていられなくなって、バンっと大きな音を立てて椅子に手を付き、地面に座り込む。
落ち着け、ゲームでの流血シーンなんて見飽きる程見ているでしょう?
分かってる、分かってはいるけど肩で息をするのが止められない、
息が荒くなって、目に薄く水の膜が張られて、頭が酸素が足りないと訴えて………
刹那、ダンッという、地面を割るのではないか…という位の轟音と共に、隣の席に座っていたはずの鬼ヶ崎さんが消えて、
ばっと前を向くと、アルパカさんの耳に当たる部分と腕を鬼ヶ崎さんが踏み、口元に忍霧さんがナイフを当て、首を絞めるように駆堂さんが馬乗りになっていた、
「おう…さすがにちょっと、悪趣味じゃねェかい……」
「作り物の可能性は?」
「この人殺し野郎!」
今歯向かうのは…!
「お望みとあればご案内しますよ
ご遺体は運び出しましたが、まだリフォームが済んでおりません。
まだ十分「痕跡」が残っておりましょう」
「…てめ」
「ひとつご忠告を、あなた方はすみやかに理解すべきです、ご自分が今置かれている状況を。
怪我や死亡、当然ございます。なにせリアル実況ですから
現実にリトライやセーブがあるとお思いで?」
皆が黙りこくって話を聞く、
ある、怪我が有りうる、死亡が有りうる、
「パカさん、それって立候補アリですか?」
、
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シディア - 続きもしあるなら待ってます。 (2021年10月7日 15時) (レス) @page14 id: ff9c05994d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そらの | 作成日時:2019年9月14日 22時