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5歩目、其の少女 ページ8





「無駄よ、切れやしない」


不敵に笑う姉蜘蛛が繭を出す。




「あたしの糸束はね、柔らかいけど硬いのよ。
まず溶解液が邪魔な服を溶かす。」



背後から来る気配には、



「それからアンタの番よ。すぐにドロドロになってあたしの食事になる」



気づかなかった。




「わぁ!凄いですね
手のひらから糸を出しているんですか?」




はっと振り返るが時既に遅し。



「こんばんは。今日は月が綺麗ですね」




「私と仲良くするつもりは_____ないみたいですね。」





蟲柱、胡蝶しのぶが姉蜘蛛と相対する一方…









「あらまぁ…」




“治療済”という紙と一緒にしのぶの手によって包帯で全身ぐるぐる巻きにされた善逸。





「我慢してね、多分もう少しで隠の人達が到着するので…」



そう声をかけたAはこれからの治療予定や、しのぶがどれだけ優れているか、
如何に自分たちが無事に生活を取り戻せるかを優しい声で語っていく。





ガサガサッ



「Aさん、お疲れ様です。お怪我は…?」



髪を片側に集め、蝶の髪飾りで纏めた少女が隠を引き連れて森から出てきた。



「カナヲ、其方こそお疲れ様、怪我は無いわよ。」


「それは何よりです…!」





そう言ってテキパキと後始末の指示を出していくカナヲ。




「こちらも“蝶屋敷”へ?」


「そう、怪我人は皆うちへ」




隠とカナヲの話を聞き、蝶屋敷へ向かう準備をし始めるA。



「…!!Aさん、鬼の気配がしましたので、此方は任せてもよろしいでしょうか…?」


「えぇ、大丈夫よ。」


さっと深く息を吸ったカナヲ。



「では、」





全集中_____________

6歩目、微風の如く→←4歩目、正に朝顔



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そらの(プロフ) - 紅百合さん» ありがとうございます…!私も頑張って更新していくのでこれからも見てやって貰えると嬉しいです!! (2019年5月14日 6時) (レス) id: 88c7c42137 (このIDを非表示/違反報告)
紅百合 - こんばんは。私もあなたの作品大好きです!気長に、無理せず更新頑張ってください! (2019年5月13日 20時) (レス) id: 5ebab797d3 (このIDを非表示/違反報告)
そらの(プロフ) - みかん依存症()さん» ありがとうございます!とても嬉しいです…!リアルの方まで…!!!こちらこそありがとうございます! (2019年5月12日 18時) (レス) id: 88c7c42137 (このIDを非表示/違反報告)
みかん依存症() - とりあえず一言で表すと自分貴方の作品好きです絶対伸びそう()これからも更新やリアルの方どっちも頑張って下さい(´▽`) (2019年5月12日 17時) (レス) id: c0f73b7836 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そらの | 作成日時:2019年5月6日 22時

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