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3歩目、君なる者は ページ6

善逸視点(途中から視点無しです)




俺、嫌われてんのかな…

普通置いてくか?仲間を道端に
説得しない?仲間なら…

置き去りにされた俺の気持ちよ…


雀がチュンチュンと叫び出す。
俺も叫び返す。



そんな繰り返しに周りの音が聴こえづらくなっていたときだったんだ…


ザッ



…足音…?え、待って待って、鬼、鬼なの?
けど聴く限り焦ってる…?優しそうだし…?
いや、ほんと待って、怖い怖いから!!!!!!!



ザッッ

「…そこの黄の髪の少年、少しよろしいでしょうか…?」


暗くて顔があまり見えないけど羽織と刀あるし俺と同じような上下の服着てるし鬼殺隊員…?
…やった!!!来た!!仲間が来た!!


「鬼殺隊員とお見受けします。

申し遅れました、階級戊、朝花Aです。」



戊…俺らよりも上か…

そんなことを考えながら未だ騒ぎ続ける雀を背景曲に其の“朝花”さん?君?と話す。



「そうです…癸、我妻善逸です…あのですね…」


話し始めようとするとまた騒ぎ出す雀、


「お前っ…可愛くないよ!!ほんとにそういうとこ!!

もうほんと全然可愛くない!!」




「鬼の禰豆子ちゃんがあんなに可愛いのに
雀のお前が凶暴じゃ…ってあ"ーーーーー!!!」


あいつ!!!!!
禰豆子ちゃん持ってったァ!!!!!



「なんで俺の大切な禰豆子ちゃん持ってってんだー!!!!
とんでもねぇ炭治郎だ!!!」


「あ、あの…?鬼…?」



びっくりしてる音がする……
けど今はそれどころじゃあない!!!



「ごめんね!!朝花"君”!!

あ"ー!!!危ないトコ連れてくな女の子を!!
馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!!!

禰豆子ちゃあん!!!!」



_________________









「………え…朝花君…?」


其の人は師範となる者に貰った、羽織に着いていた帽子を取った。


その羽織がまるで師範の思惑通りになったとは知らず。


刹那、その長い黒髪と澄んだ黒い瞳が姿を表す。






「…話、聞きそびれてしまいましたね…

と言うか、そんなに私って女の子っぽくないですかね……」


一瞬、そんな振りをした“少女”だったが、
目の前の山を一瞥し、羽織の中の道具を、腰の刀を確認する。




そして、



山へと飛び込んで行った。






「…今回は誰一人として。」









雷の少年は真実に気付かない

4歩目、正に朝顔→←2歩目、其の隊士



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そらの(プロフ) - 紅百合さん» ありがとうございます…!私も頑張って更新していくのでこれからも見てやって貰えると嬉しいです!! (2019年5月14日 6時) (レス) id: 88c7c42137 (このIDを非表示/違反報告)
紅百合 - こんばんは。私もあなたの作品大好きです!気長に、無理せず更新頑張ってください! (2019年5月13日 20時) (レス) id: 5ebab797d3 (このIDを非表示/違反報告)
そらの(プロフ) - みかん依存症()さん» ありがとうございます!とても嬉しいです…!リアルの方まで…!!!こちらこそありがとうございます! (2019年5月12日 18時) (レス) id: 88c7c42137 (このIDを非表示/違反報告)
みかん依存症() - とりあえず一言で表すと自分貴方の作品好きです絶対伸びそう()これからも更新やリアルの方どっちも頑張って下さい(´▽`) (2019年5月12日 17時) (レス) id: c0f73b7836 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そらの | 作成日時:2019年5月6日 22時

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