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9歩目、言伝忘れ ページ12




「はははは…ですよね。」


そんな様子のAを他所に、炭治郎と柱の弁論戦は続いていく、そう思えた。



「困ります“不死川様”!どうか箱を手放してくださいませ」



重役出勤とはまさにこの事。砂利を踏む音と共に禰豆子の入った箱を持って現れたのは風柱、不死川実弥。




「鬼を連れてた馬鹿隊員はそいつかいィ


一体全体どういうつもりだァ?」




さっと何処と無く悲鳴嶼の影に入るA。



(え、あれに鬼が入っているの…?


それにしても…少しやらかしたよ前に言われた事じゃん基本の報・連・相…まあ相談以外)



うだうだと実弥への言い訳を考え続けるA、
そんなAの逃避行も一瞬で終わった。




実弥が禰豆子の箱を刺したのだ。


箱から流れ出す血に思わず反応してバッと箱の前まで走っていこうとする炭治郎。

ワンテンポ遅れて、悲鳴嶼の影からAも飛び出す。


「俺の妹を傷付ける奴は柱だろうが何だろうが許さない!!」


「ハハハハ!!!そうかいよかったなァ!」






「やめろ!!もう直ぐ御館様がいらっしゃるぞ」


「!!」


フッと義勇の言葉に気を取られた実弥。その隙に炭治郎が頭突きをする。


「……」

飛び出したはいいものの、ポケーっとしてしまったAも、これにはハッとする。


「血!鼻血が出てる!!師範!その中鬼ですよ!!血はダメです!!」


「は?A…?テメェ何で此処に?」



「あ………」




やってしまった。
またもやA放心タイム。


そんな中でも、ちゃんと炭治郎と実弥の言い合いは続いていく。

そんな中に凛と響く幼い声。









「御館様のお成りです!!」


奥からそっと出てくる男性。



「よく来たね、私の可愛い剣士(こども)たち」

10歩目、御館様とは→←8歩目、焦燥動揺



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そらの(プロフ) - 紅百合さん» ありがとうございます…!私も頑張って更新していくのでこれからも見てやって貰えると嬉しいです!! (2019年5月14日 6時) (レス) id: 88c7c42137 (このIDを非表示/違反報告)
紅百合 - こんばんは。私もあなたの作品大好きです!気長に、無理せず更新頑張ってください! (2019年5月13日 20時) (レス) id: 5ebab797d3 (このIDを非表示/違反報告)
そらの(プロフ) - みかん依存症()さん» ありがとうございます!とても嬉しいです…!リアルの方まで…!!!こちらこそありがとうございます! (2019年5月12日 18時) (レス) id: 88c7c42137 (このIDを非表示/違反報告)
みかん依存症() - とりあえず一言で表すと自分貴方の作品好きです絶対伸びそう()これからも更新やリアルの方どっちも頑張って下さい(´▽`) (2019年5月12日 17時) (レス) id: c0f73b7836 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そらの | 作成日時:2019年5月6日 22時

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