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「「いらっしゃいませー」」
………暇というか、ちょうどそこに行く用事があって、ひとりやし先生のバイト先である牛丼屋に行ってみようかな、と思って行った。
べ、別に渋谷先生に会いに来たんじゃないんやから!!
渋谷先生おらんなあ、と思いながらもカウンターに座り、水をもらう。
注文をして待っていると、
渋谷「あ、」
後ろから聞き覚えのある声がして振り返ってみると、私服の渋谷先生が立っていた。
うわあ、私服かっこいい……!
『渋谷せんせ、』
来たん?と私の隣に座り、牛丼を注文する。
『せんせ、バイトは?』
渋谷「んあ、終わった。今から昼飯!」
あ、終わったところやったんや。
渋谷「それにしてもホンマに来たんやあ(笑)」
『たまたま、この近くに用事あって。
べ、別に先生に会いに来たんとちゃうから!///』
渋谷「んは、ツンツンしとる〜(笑)」
『うるさい、』
……でも、先生と会えて、
『………嬉しい』
渋谷「何が?」
最後の一言だけ声に出てたらしくて。
『っ、や、え、っと、何も!!//』
思わず焦ってしまう。
お待たせしました、と頼んだものが運ばれてきて、2人で食べ始める。
『ん、おいし』
渋谷「うん、上手い」
久々の牛丼はやっぱり美味しい。
渋谷「そやぁ、姉さん、好きな人とかおらんの〜?」
『っ、ごほっ、ごほっ、』
い、今!?
渋谷「そんな動揺するってことは、おるってことや〜」
『っ、もう……///』
顔が一気に熱くなってきて頬を両手で包む。
渋谷「んは、照れてやんの、可愛い〜(笑)」
『もう、やめてやぁ///』
完全に、向こうのペースやん。
私ばっかり、手のひらで転がされてる感じやん。
もう、悔しい！
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作者名：ちぱぱ | 作成日時：2014年7月29日 10時
